怒らせてしまったこと

怒らせてしまったこと

こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

今日は、
私の体験をシェアしたいと思います。

あれは前国王陛下の誕生日、
タイの父の日にあたる12月5日の夜でした。

突然、私の携帯電話が鳴りました。

誰からだろうと思って見ると、
ソフトボールメンバーのAさんからでした。

11月12日の大会で優勝し、
その翌週の活動まで参加していましたが、
その時に「今年はこれで最後です」と
言い残して行ったAさんでした。

以前からもう引退すると言われていたので、
いよいよもう引き止められないのかな
と思っていました。

最後に優勝できたことで、
Aさんもいよいよ決意されたのだろうと。

そのAさんからの電話は、
意外なものでした。

「私は頭にきてどうにもたまらないので、
電話をしました。
赤木さんはどうして、
あんなことをしたのですか?」

Aさんが非常に怒っていることに
私はとまどいました。

事情を尋ねてみると、こういうことでした。

他チームの試合でAさんが主審をした時、
ルールを間違えて適用した場面がありました。

それで私はAさんに、
「その判定は違うよ。こうしなきゃ。」
とアドバイスしたのです。

しかしAさんは、聞く耳を持ちません。

どれだけ説明しても納得しません。

ついには怒ったように、
自分の結論を再コールしたのです。

その姿を見て、私も少し腹が立ちました。

しかし、主審が判断を下した以上、
引き下がる他ありません。

私は鬱々とした気分で、
仲間の元に帰ったのです。

そこで私は、愚痴を漏らしてしまいました。

「Aさんはルールがわかってないなぁ。
まあ難しいところなんだけどね。」

あくまでも私が正しいと思い、
それを主張したのです。

しかし私の中では、
Aさんへの腹立ちはすぐに消えました。

なぜなら、誰が主審をやったとしても
間違えやすいルールだと思ったからです。

それで帰宅してから、
メンバー全員あてのメールに事の顛末を書き、
正しいルールを説明しました。

Aさんの名前は書きませんでしたが、
試合を見ていた人はわかったでしょう。

それで最後に、こう書きました。

「ただし、審判をするということは、
大変なことです。

いつもいつも完璧に判定が
できるわけではありません。
(私も間違えますから。)

ですから、このことを教訓に、
みなさんには正しいルールと、
その運用を知っていただければ良いと思い、
あえてお知らせする次第です。 」

それから約3週間後の夜、
Aさんから怒りの電話をいただいたのでした。

その間Aさんは、
ずっと怒り続けていたのでしょう。

Aさんは、まずは私のルール解釈が
間違っていると主張しました。

しかしそれは、
根拠を示して説明しました。

Aさんは、私の解釈が正しいことを、
納得はされないものの
受け入れざるを得ないという感じでした。

次にAさんは、
どうしてあの場面で求めてもいないのに
アドバイスするのかと私に問いました。

最初私は、
正しくルールを適用しなければと思ったと、
その時の思いを伝えました。

けれどもAさんは、
抗議できるのは相手の監督だけだと
ルールに書いてあると主張します。

その時私は、はたと気づきました。

以前までの大会なら、
私は大会役員として参加しており、
ルールが正しく適用されるように
適宜アドバイスをしていました。

その癖で、
今回の大会も振る舞ってしまったのです。

今回は一参加者に過ぎませんから、
その振る舞いは間違っています。

そのことに気づいたのです。

私が間違っていたことに気づいたので、
私は素直に詫びました。

あそこでアドバイスをすべきではなかった。

たとえ間違ったルール適用だと思っても、
それは後でAさんに伝えれば良かっただけ。

そう思ったのです。

その日の夜は、
そのことを考えてしまって
なかなか眠れませんでした。

「明日の朝、Aさんへ電話をして、
直接会いに行ってお詫びしよう。」

そう思いました。

そうしなければ、
私の気が収まらないと感じたのです。

翌朝、Aさんへ電話しました。

Aさんは、自分も思い込みで腹を立てて
申し訳なかったと言います。

「では、
次の活動には参加していただけますか?」

そう問うと、
それはまだ何とも言えないと言います。

「ではやはり会いに行きますから、
直接会ってお詫びさせてください。」

そう言うと、
2~3日考えさせてくれと言われました。

しかし、何日経っても連絡はありません。

そして、12月17日の
今年最後の活動日を迎えました。

Aさんは参加されました。

私は嬉しくて、
Aさんの手を取って握手をし、
「参加してくださってありがとうございます」
と言ってハグしたのです。

でもその日のAさんは、
どことなく私を避けている感じでした。

まだ、
しこりのようなものがあったのでしょう。

昨日の日中、Aさんから電話がありました。

私が来年2月には妻の実家へ引っ越すので、
その前にチーム独自の活動をして、
その後に送別会を開きたい
というものでした。

Aさんの声の感じから、
やっと許してもらえたのだなと思いました。

私がやったことは、
あの時の私としては正しかったのです。

しかし、あとで考えてみると、
それは間違いでした。

そのことに気づいたので、
私は素直に詫びました。

そして、
大好きなAさんを3週間も苦しめていたことが、
私にとってつらいことでした。

不可抗力だったかもしれませんし、
Aさんが勝手に怒っただけとも言えます。

でも、Aさんのことが大好きだから、
許してほしかったのです。

最終的には、
わだかまりを残さずに済んだようです。

そのことを、とても嬉しく思っています。

そして、相手を責めることをせず、
また自分の非は素直に詫びられたことに、
自分自身の成長を感じます。

そのこともまた、
私にとっては嬉しい出来事でした。

【編集後記】

クリスマスも終わり、
今年も残りわずかですね。

今年の予定は、
28日のスマホ会に参加するくらいです。

特に何もすることはないのですが、
あっと言う間に
大晦日になってしまいそうです。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


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