すべては自分が引き寄せている

すべては自分が引き寄せている

こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

妻の実家を20日の夕方に出発し、
21日にバンコクに戻ってきました。

早朝の到着で、ほとんど仮眠もせずに、
ソフトボールへ行きました。

好きなことだと、
こんな無茶なことも喜んでできるんですね。

夜は、久しぶりにベッドに寝て、
とても快適でした。

エアコンが効いていて、
柔らかいベッドがあり、
蛇口をひねればいつでも水が出る。

温水のシャワーも浴びられる。

これだけで、本当に快適で、
幸せなことだなぁと思いました。

さて、今回乗ったバスの車中で、
ちょっとした出来事がありましたので、
それをシェアしたいと思います。

大したことではないのですが、
私の中では、いろいろと考えたので、
みなさんにも
役立つのではないかと思うのです。

バスは18時に出発しましたが、
特にすることもないので、
私はリクライニングをフルに倒して、
身体を休めようと思いました。

ところが、
後ろにいた二人組の若いタイ人女性の、
私の後ろに座っている人から
クレームを受けたのです。

言い方は、とても丁寧でしたよ。

「すみません。足に当たるので、
もう少し背もたれを起こしてくれませんか?」

深夜バスは3列シートでシート間も広く、
足元がそんなに狭くなることはありません。

私は、二人でおしゃべりしているし、
足でも組んでいるからだろうと思い、
少し背もたれを起こしました。

しかし、たとえそうだとしても、
わざわざ前の人にクレームするというのは
滅多にあることではありません。

何と勇気があるのか、豪胆なのか、
はたまた独善的なのか・・・。

とりあえず車内が消灯されるまでは、
まあ認めてあげようかと思い、
消灯まで待っていました。

しばらく走って、20時くらいでしょうか、
消灯されてしばらくしたので、
私はまた背もたれを最大に倒しました。

そのままブランケットをかぶって、
寝ようとしていました。

ところがそれから30分くらいして、
またその女性が私の左肩を軽く叩いて
起こすのです。

「足にぶつかるんです。
もう少し起こしてください。」

さすがにこれには、
「いい加減にしろよ~!?」
と言いたくなりました。

でも、そこをぐっとこらえて、
少し起こしたのです。

私は2列シートの窓側で、
通路側は他人が座っていたので、
通路に出て、どう足に当たるのか
確かめることも容易ではありません。

後ろの女性が1人なら、
「だったら私と席を交代しましょう」
と言いたかったのですが、
2人組ですから、無関係の隣の人にも
了承を得なければなりません。

私は悪くないのだからと、
無視して倒すこともできました。

後ろの女性が寝たら、
黙ってそっと倒すということも考えました。

「背もたれを倒すための後ろのスペースは、
私のものであってあなたのものじゃない。」

そんな理屈をタイ語で言うには、
どう言うのだろうと考えたりもしました。

どうにも癪に障るのですが、
かと言って事を荒立てたくもありません。

さて、どうしたものかと、
もんもんと考えたのです。

「幸せ実践塾」の塾長って言ったって、
こんなものなんですよ。

これが正直な今の私です。

しばらくして、
「ひょっとしたら足が悪くて、
伸ばしていないとつらいのかもしれない」
と思いつきました。

シートの足乗せのまま使えば、
膝でも組まなければ
前のシートには当たりません。

女性だから、おそらく私より
身長は低い可能性が高いです。

足乗せにカバンを乗せて、
そこに足を伸ばしているのかもしれません。

おしりの位置を前にずらせば、
前のシートに足が届くでしょう。

そんな可能性があるでしょうか?

狭い階段を昇らなければ、
バスの二階には上がれません。

足が悪い人が、上がってこれるでしょうか?

しばらくそのことを考えた結果、
「どうでもいいや」
と考えることにしました。

「今」という時間を、
彼女のことを考えることに使うことが
もったいないと思ったのです。

そもそも、
すべての出来事は自分が引き寄せています。

それも自分自身のためです。

そうだとすれば、
彼女がいかに「悪い」かということに
心を砕いても意味がありません。

また、
彼女に同情する要素があるかどうかも、
どうでもいいことです。

重要なのは、彼女がどうかではなく、
私が「今」、何であるか
ということだけなのです。

考えてみれば、
バスのシートは快適でした。

これまで、硬いタイルの床に
薄いマットを敷いただけのところで
寝ていたのです。

それに比べれば、
多少リクライニングが浅いとは言え、
それでも新幹線や飛行機に比べれば
どれほど快適なことでしょう。

私は、意識的に快適さに意識を向け、
それを味わうようにしました。

リクライニングは、
このままでよいと決めたのです。

ささいなことと思われるかもしれませんね。

そうです、
人生の大半はささいなことです。

そのささいなことをどうするかで、
人生が変わってくると思うのです。

【編集後記】

ターミナルにバスが到着し、
タクシーに乗ろうとしたら、
長蛇の列ができていました。

これに並んでいたら、
1時間は待たないといけないでしょう。

まだ5時前でしたが、
もう少しすれば通常バスが動き出します。

隣接する通常バスのターミナルへ
行こうと思いました。

その途中で、
GRABタクシーを呼ぼうと思い直し、
バスターミナルの入り口へ移動しました。

GRABタクシーに見つけてもらいやすいように
少し先まで歩いたところ、
1台のタクシーが近寄ってきて止まりました。

それで、ダメ元で行き先を告げると、
OKとのこと。

お陰で、待つことなくタクシーに乗れて、
5時半には自宅に到着しました。

本当はズルなのかもしれません。

そうやって
バスターミナル近くのタクシーを拾うから、
タクシーがターミナルの
タクシー乗り場に行き着かないのですから。

まあでも、私が呼び止めたわけでもないし、
ラッキーだったと思うことにします。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


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