他人は救えない

他人は救えない

こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

先日、ある本を読み終えて、
ブログに紹介しました。

「食に添う 人に添う」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/461925914.html

これは、「食といのちを守る会」代表の
青木紀代美(あおき・きよみ)さんの
自伝的な本です。

ところがこの本の中に、
「手を当てる」という章があって、
そこには青木さんの
手当て療法の話が書かれていました。

「これはまさにレイキだなぁ」と感じたので、
別のブログにさらに詳しく引用して
紹介しておきました。

「レイキでアルファ波が出る」
http://reiki-bkk.com/aka/etc/shokunisou

この部分を読んでいて、
ふと、今日のメルマガのタイトルである
「他人は救えない」ということを
思いつきました。

そのことをシェアしたいと思います。

この本に、劇症肝炎の高橋さんを
青木さんの手当て療法で救ったことが
書かれています。

自暴自棄になっていた高橋さんを、
青木さんは親身になってさすり続けました。

そのことによって、
劇症肝炎の症状が緩和したのです。

その後、高橋さんは、
医師の勧めで入院し、食事を改善することで
病気が治ったそうです。

これでめでたしめでたし、
という気がしますが、
私は違和感を覚えたのです。

「高橋さんは、
本当に幸せになったのだろうか?」

高橋さんの病気が治ったのは事実でしょう。

しかし、
高橋さんが幸せになったかどうかは、
また別のことだと思います。

ここには詳しく書かれていないので、
なぜ高橋さんの奥さんが
子どもを連れて出て行ったのかわかりません。

そのことを苦にして、
高橋さんは荒れて酒浸りになったのです。

奥さんは戻ってきたのでしょうか?

仮に戻ってきたとしても、
奥さんが出て行った問題の原因が
解消したかどうかわかりません。

いずれにせよ、そこには
高橋さんが乗り越えなくてはならない何かが
あったはずです。

それが解消されない限り、
高橋さんは幸せにはなれないし、
救われたことにはならないと思うのです。

場合によっては、
生命を救われることによって
恨まれる場合もあるでしょう。

生命を救うことは、
必ずしもその人を救うことにはならない
という気がします。

だからと言って、
生命を救わなくてよい
と言っているのではありませんよ。

ただそうしたからと言って、
相手を救うことにはならない
と思うのです。

では、どうすれば本当に救えるのか?

私は、
他人を救うことはできない
と考えています。

なぜなら、他人を救えるということは、
他人を変えられるということだからです。

他人を変えられないのが本当なら、
他人を救うこともできないはずです。

もちろん、
何かによって救われた
と考えることはできますよ。

しかしそれは、救われたのではなく、
自分が変わったのです。

強いて言うなら、
自分が自分を救ったのです。

病気が治った人に対して、
イエスはこう言いました。

「あなたの信仰があなたを救った。」

そもそも、
救われなければならない魂は
どこにもないはずです。

魂は神そのものですから。

さまざまな体験のために必要だから、
自己を制限しているだけのことです。

救いたい(救うことを経験したい)
と願う魂のために必要だから、
救われたい存在が創造されたのです。

そう考えれば、
無理に救おうとする必要はありません。

そもそも
救いたくても救えないのですから。

この考え方は、
レイキの本質だなぁと思っています。

レイキは意図のないエネルギーです。

意図がないとは、
救おうとしないということです。

何とかするかどうかは相手の自由。

その自由を受け入れて、
ただ寄り添っているだけ。

それがレイキなのです。

そしてこの姿勢こそが、
愛だと思っています。

愛は、相手を救おうとはしません。

ただ、自分がありたいようにあろうとし、
同じことを相手にも認めるのです。

【編集後記】

昨日の「スマホ会」には、
18歳という若い女性が講師で参加されました。

「今回で最後です。日本に帰ります。」

そう言われたので聞いてみると、
ギャップイヤーということで、
高校卒業後、ぶらぶらしているのだとか。

理解力のあるご両親ですねぇ。

先日、メルマガで紹介した黒澤さんや、
てんつくマンさんとも会われたとか。

てんつくマンさん、
タイに来られてたのですね。(驚)

無目的に大学に行くのは意味がないと言われ、
随分と刺激を受けられたようです。

最近の若い人は、
随分と先進的な考え方をする人が
増えたなぁと感じています。

よい傾向だと思います。

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