AV大国日本の貧弱な性教育(18禁)

AV大国日本の貧弱な性教育(18禁)

こんにちは!
新聞の社説を読んで、また泣いてしまった
赤木です。

詳しくはブログをご覧くださいね。

http://4awasejsn.seesaa.net/article/353078980.html

また18禁の話題ですが、
今回は性教育についてです。

日本のAV(アダルトビデオ)は、
世界で大人気です。

特に中国や韓国など、日本は嫌いでも
AVは大好きという人もいるほど。

AV女優は、
アイドル並みの人気だそうですから。

そんなAV大国の日本ですが、
こと性教育になると、
世界の水準からかなり遅れているようです。

なお、「遅れている」というのは、
世界の性教育に対する流れから見て、
進んでいるかどうかのの判断です。

ですから、それが「悪いこと」
という意味ではありません。

一応、念のために。

たとえばイギリスでは、
「Girl’s Guide to 21st Century Sex」
という民放の番組が、
全8回に渡って放送されたそうです。

※情報はNEWS ポストセブンより

http://goo.gl/6f3fL

内容は、
「性感染症の危険やセックスレスなど、
性をめぐる諸問題をリポートした
硬派な性教育番組」とのこと。

その中では何と、
モザイク無しでセックスを実演する
というコーナーもあったそうです。

性教育番組ということで、
当局からは何のお咎めもなかったとか。

視聴者からテレビ局へは、
クレームもあったものの、
肯定的な意見も多かったそうです。

つまりイギリスでは、
男性器、女性器をTVで放送しても、
それを良いことと多くの人が考えた。

そこが、日本との意識の違いなのです。

この番組は日本でも
DVD化されて販売されたそうですが、
モザイク処理がされていた上に、
今では絶版になっているそうです。

では日本の性教育はどうなのか、
ということですが、ハッキリ言えば、
何をどう教えるというコンセンサスが
いまだにないのです。

1999年に改訂された中学の学習指導要領に、
性教育では「妊娠の経過は取り扱わない」と
明記されているのだそうです。

このことがネックとなって、
エイズの予防でコンドーム着用は教えても、
どうやってとか、どのタイミングでなど、
具体的なことが教えられないのです。

それを教えるには、
セックスを教えなければならなくなるから。

笑っちゃうほどマヌケで、
おかしな教育だと思いませんか?

エイズ予防にはコンドームとは教えても、
コンドームをどう利用するかは
教えませんよだなんて。

また、性器の名前やセックスについては、
教える必要がないという意見が
多数あるのだそうです。

中には、
「性教育を増進することによって、
かえって性への興味がわき、
子供の性環境が悪化する」という、
責任転嫁的な意見もあるようです。

こうした世論があるため、
学校では教え方に苦慮しているようです。

日本の性教育は、「雨降り教育」と
揶揄(やゆ)されているそうですね。

雨が降ってグランドが使えないから、
仕方なく保健の授業を行う。

その中に性教育も含まれているという、
いわば付け足し的な教え方なのです。

オーストリアでは、
「セックス・テクニックや
セックス・マッサージの講義に、
セックスの実践演習が1学期につき200時間」
という学校があるそうです。

その名も、
オーストリア国際スクール・オブ・セックス
(AISOS)。

授業の核は理論ではなく、
実践にあるのだとか。

どれだけ性生活を豊かなものにするか。

そういうことをオープンに学べる環境が、
できつつあるのです。

日本でも、
セックスで快感を得るための方法を書いた、
ハウツー本がたまに出版されます。

けれども、性そのものを
オープンに語れる雰囲気がないため、
卑猥なものとして見られます。

そういう卑猥なことを、
大人たちは隠れてコソコソとやっている。

そんな大人のことを、
子どもは信用すると思いますか?

信用しないでしょうね。

それで信用されないと困るから、
ますます隠そうとしているのです。

性や性行為の存在そのものを、
子どもからは見えないようにしたい。

日本の性教育は、
いまだにその域を出ていないのです。

堂々と語ったら良いではありませんか。

場合によっては、堂々と見せたらいい。

こんな素晴らしいことを
大人はやっているんだよと。

セックスがどれほど素晴らしくて、
どれほど人生を豊かにしてくれるかを、
子どもたちに教えてあげたら良いのです。

AVを隠れて見ることでしか
セックスを学べないなんて、
こんな不幸な環境があるでしょうか?

チカン、レイプ、顔射・・・。

そんなものがセックスだと教えられて、
どうして豊かなセックスができますか?

これは私自身の体験からも、
このことを強く言いたい。

AVが性教育のテキストだなんて、
こんな悲劇はありませんよ。

それなのに日本では、
まともな性教育すらできないなんて。

それができないのは、
セックスの本当の素晴らしさを
大人が感じていないからです。

卑猥なもの、下劣なもの、欲望の処理。

そういうようにしか、感じていないのです。

だからせいぜい、
ペニスの大きさや硬さ自慢とか、
持続力を競うぐらいしか
頭が働かないのですよ。

それがどれだけ勘違いか、
男性は女性に尋ねてみるべきです。

「ペニスが大きいと気持ちいいの?」

少なくとも経験の豊富な女性なら、
即座に否定するでしょう。

「持続力がある方がいいよね?」

尋ねてご覧なさい。

「いつまでも終わらないと、
早く終わってと言いたくなるわ。」

そんなことを答える女性もいるでしょう。

男性の方が体験が多いから、
よく知っているように思われますが、
ひとりよがりが多いように思います。

これは攻撃的な男性の性の特徴から、
仕方ない面もあると思います。

どうしても最初は、
射精=セックスとなってしまうからです。

射精すれば、
ある程度の満足感が得られるのです。

でも、射精=セックスだとしか考えないと、
いつまでたってもセックスの本当の喜びが
理解できないのです。

だから女性のことを、
欲望を処理するための道具としか
感じられないのです。

射精によって自分の性欲が満たされたら、
それでオシマイというチープなセックス。

自己満足を得るために、
必死で女性をイカせようとする
勘違いなセックス。

そんなセックスしかしてなかったら、
セックスの本当の喜びなんて
わからないでしょう。

だから子どもに対して、
自信を持って語れないのです。

なぜなら、分別のない子どもが
欲望を処理することに奔走しては困るから。

自分が性欲に溺れそうだから、
子どもが同じようになって、
制御できずに非行に走るのが怖いから。

つまり、子どものためとか言いながら、
すべては自分のツケを子どもに
背負わせているだけなのです。

食欲も睡眠欲も、人間の欲望は本来、
人生を豊かにするために役立つものです。

それが貪欲になるから、
逆に人生を貧相にしてしまうのです。

豊かさに貢献するように欲望を扱うなら、
もっと多くの人が幸せになるでしょう。

そのためのポイントは、
必要性を捨てること。

つまり執着しないことです。

執着をなくせば、
セックスに対する考え方も変わります。

まず執着がなければ、
相手が同意しないセックスはしません。

本当のセックスを知ったら、
レイプなんて、いったい何が楽しいのか
理解できなくなるでしょう。

分別のない人を騙して、
セックスしようとはしません。

これもレイプと同じです。

子どもを騙したり、
酒や薬で判断力を奪うなど。

そんな状態のセックスが
楽しいと感じるのは、
射精=セックスの状態だからです。

当然、自分の満足のためだけに
セックスすることもないでしょう。

なぜなら、
それでは本当の満足が得られないから。

射精だけのセックスでは、
もう満足できなくなるのです。

それだったらしないほうがマシと、
思えるようになるからです。

また、自分の隠れた欲求を満たすために、
相手につくそうともしないはずです。

つまり、
自分の価値を認めてほしいという、
いわゆる承認欲求です。

別の言葉で言えば、愛されたい欲求です。

その欲求を満たすために、
女性に尽くし、喜ばせようとする。

こんなのは単に取引きであって、
愛ではありません。

愛のないところに、
本当の喜びなど存在しないのです。

もし大人が豊かなセックスをして、
愛が心を支配するようになるなら、
セックスを素晴らしいものと
感じるでしょう。

何の恥ずかしさもなく、
卑猥だなんてとんでもない冗談で、
喜びと栄光として感じるでしょう。

そうなったとき、
子どもたちに堂々とセックスを
語れるようになるでしょう。

そして、大人からセックスを
素晴らしいものとして教わった子どもは、
その価値をダメにするような使い方は
決してしないでしょうね。

互いの喜びのために、
真に自分らしさを体験する機会として、
セックスするようになるはずです。

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutsch日本語PortuguêsEspañolไทย