暴力は許さなくていい

暴力は許さなくていい

こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

昨日、親しい人から暴力を受けている
という相談があったので、
それに関連して書きたいと思います。

家庭内暴力の場合は、今はDVと呼ばれます。

主に、
夫が妻や子どもに暴力をふるいます。

母親が子どもに暴力を振るうのは、
DVじゃなく虐待と呼ばれますね。

子どもが親に暴力を振るうのは、
相変わらず「家庭内暴力」と
呼ばれるようです。

まあ、そんな呼び名はどうであれ、
私は同じだと思っています。

つまり、苦痛を与えたり、
苦痛を与えるぞと脅すことによって、
自分の思い通りに動かそうとすること
なのです。

それが、暴力の本質です。

こういう暴力は、
人は基本的に嫌います。

だって、苦痛を受けたくありませんから。

でもね、その反応にはいろいろあります。

たとえば、相手が怒るのは当然で、
自分が悪かったのだという考え方。

もちろん、
自分が悪かったと反省することは
あるでしょう。

しかし本来、
だから暴力を振るって良いことには
ならないのですけどね。

どうも、そこをくっつけちゃう人が
少なからずおられるようです。

あと、自分が我慢しさえすれば、
相手が変わってくれると信じること。

これは、一見とても美しいのですが、
論理的に破綻しています。

もちろん、相手が変わるまで待つ、
ということは正しいです。

しかし、それまでの間、
自分が苦痛を受けることを
我慢し続けることが相手への愛である
という錯覚があります。

「神との対話」では、
まず自分を愛するようにと言っています。

自分を愛せないのであれば、
他人を愛せないからです。

「だから、あなたの最初の関係は、
自分自身との関係である。
まず自分自身を大切にし、慈しみ、
愛することを学ばなければならない。」
(「神との対話」 p.170 – 171)

自分を愛せなければ、
本当の意味で他人を愛することはできない。

このことが基本になります。

詳細は、
メルマガの過去ログをご覧ください。

「まず自分を愛すること」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2017/08/25/post-118/

そういう立場に立って考えると、
自分が暴力を受けることを許すことは
愛ではないのです。

なぜなら、まず第一に、
それは自分自身をないがしろにしています。

第二に、
愛する相手に暴力を振るわせる、
つまり罪を犯させています。

なぜ止めないのですか?

「神との対話」では、
虐待を例にこう言っています。

「虐待をやめさせることは
あなたいにとっても、虐待する側にとっても
良いことである。
虐待を続けさせておけば、虐待する側までが
虐待されることになるからだ。
それは虐待者を癒すのではなく、
傷つけることである。
虐待は受け入れられるものだと思っていたら、
虐待者は何も学べない。」
(「神との対話」 p.178)

これも詳細は、
メルマガの過去ログをご覧ください。

「愛ある行動とは?」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2017/08/30/post-124/

本当に愛と言うのであれば、
理不尽な虐待を許すべきではありません。

暴力には立ち向かうべきです。

立ち向かえないのであれば、
逃げることです。

少なくとも逃げさえすれば、
相手は暴力を振るわずに済みます。

それは、相手への愛だと思えませんか?

さて、暴力への対処法がこうだとして、
それでも実行できない人がいます。

なぜでしょうか?

それは、
相手の愛に執着しているからです。

自分が我慢すれば、
相手は喜んでくれる。

つまり、相手は自分を愛してくれる。

そう思っているからですよね?

しかし、
「執着」は「愛」ではありません。

相手に執着するかぎり、
本当の愛は得られないのです。

このことを、
スピリチュアルではなく心理学の分野で、
アドラー博士が明快にしてくれています。

その名も、
「嫌われる勇気」というタイトルの本に
書かれています。

まさに、
必要なのは相手から嫌われる勇気なのです。

「「嫌われる勇気」(アドラー心理学)の要点」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/396560975.html

このブログ記事に、
私は引用しながらこう書きました。

「では、その自由とは何か?

「すなわち、「自由とは、
他者から嫌われることである」と。」
(p.162)

「自由を行使したければ、
そこにはコストが伴います。
そして対人関係における自由のコストとは、
他者から嫌われることなのです。」
(p.163)

とは言え、積極的に嫌われることをせよ、
というわけではありません。

「嫌われることを怖れるな、
といっているのです。」
(p.163)

自由を保ち、主体的に他人と関わることで、
自分というものを確立することができます。」

重要なのは、自己の自由です。

自分が主体的に生きることです。

そして、自由とは愛なのです。

他人の指示(価値観)に従うだけなら、
それは奴隷のような生き方です。

それで満足ですか?

満足できるはずがありません。

なぜなら、人間の本質は自由だからです。

そして、
自由に自分で決定(選択)できなければ、
人生の意味があります。

なぜなら、私たちの人生の目的は、
自分として経験することなのですから。

「あなたがたが
真実だと思っている価値判断のなかで、
体験にもとづいたものはごくわずかしかない。
あなたがたは体験するためにこの世に生まれ、
その体験を通じて
自分を創りあげるはずだった。ところが、
他人の体験から自分を創りあげている。
罪というものがるとすれば、
これがそうだろう。
他人の体験で自分を創りあげてしまうことだ。
それが、
あなたがたが犯してきた「罪」である。
ひとりひとりが犯してきた罪だ。」
(「神との対話」 p.88 – 89)

これも詳細は、
メルマガの過去ログをご覧くださいね。

「罪とは自分で体験しないこと」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2017/07/25/post-72/

私たちは、
まず自分自身を愛することが重要です。

そして、その愛において、
他人が振るう自分への暴力を
許容してはなりません。

暴力には、断固として反対しましょう。

もし、相手が凶暴だったり、
強い立場だったりする場合は、
逃げましょう。

逃げることは、
相手に暴力を振るわせないという
相手への愛なのです。

そして何よりも、
自分に暴力を振るわせないという
自分への愛なのです。

【編集後記】

メルマガの過去ログや
ブログの過去記事を読むと、
ときおり「おぉ~っ!!」と感じることが
あります。

いいことを書いてますねぇ。

我ながら、惚れ惚れします。(笑)

その一方で、
まだそれが身についてないなという反省も。

ま、ぼちぼち行きますか。(笑)

アドラーのもう1冊の本もお勧めですよ。

「「幸せになる勇気」(アドラー心理学)の要点」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/437007056.html

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赤木篤 (あかき・あつし)


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