生きていればリスクは避けられません

生きていればリスクは避けられません

こんにちは、赤木です。

先日、
アメブロから警告を受けてしまいました。

規約違反を続けるなら、
退会措置をとることもあると、
脅しまでついてました。(笑)

その一方で、
何がどう規約に違反するかの説明は
一切ありません。

へたに説明して突っ込まれたくないから、
その防御のためなのでしょうね。

おそらく、
メルマガ登録を促すフォームや記述が、
規約に抵触するというのだと思います。

それがどうして規約に抵触するのか、
理由はわかりません。

アメブロ側にはアメブロ側の
言い分があるのでしょう。

無料で使わせていただいているのですから、
アメブロの言い分に従うのが無難ですね。

ということで、
アメブロをどうするか考えています。

場合によっては、
他のブログサービスにブログを
引っ越すことも検討しています。

さて、
今回は今までの性に関するお話ではなく、
最近のニュースで感じたことです。

(期待していた方には、ごめんなさい。)

野田首相が、
反原発派の代表と会って話をしたそうです。

反原発派の人は、原発の即時停止と、
将来的な廃炉を訴えていましたね。

政府が募集した意見でも、
原発をゼロにする意見に賛成の人が
8割を超えていたとか。

一応言っておきますと、私は、
原発推進派でも反対派でもありません。

叡智を結集して、
将来も含めた国民にとっての、
最善の方法を選択して欲しいと
願っているだけです。

その立場で見ると、
今の原発反対派の考え方には、
危ういものを感じます。

放射能の被害を怖れる人は、
何が何でも原発をなくさなければ
気が済まないのでしょうね。

その気持ちはわかります。

目の前に虎がいたら、
喫煙するとガンで死ぬとか、
出先で交通事故に合う心配より、
この虎に食われないかということしか
考えられないでしょうから。

本当は虎は檻の中に入っていて、
飛び出してくる心配はまずありません。

しかしちょっと前に、
そういう事故があったのです。

虎が怖い人にとってみれば、
喫煙や交通事故のリスクよりも、
虎に襲われるリスクの方が気になるのです。

回りくどい言い方ですみませんが、
私からすると、
今の反原発派の人たちの考え方は、
そういうように見えます。

たとえば、自動車と飛行機と、
どっちが危険かという議論と同じです。

「あんな鉄の塊が空を飛ぶなんて、
 考えるだけで怖ろしい。」

そう言って怖がる人にとっては、当然、
飛行機の方が危険なのです。

けれども、
今は多くの人が知るようになりましたが、
移動距離に対する死亡事故の割合は、
自動車の方が圧倒的に高いです。

つまり、同じ距離を移動した場合、
自動車で移動した方が、
飛行機で移動するよりも
事故に合って死ぬ確率が高いのです。

http://goo.gl/5Na0g

こういうのを科学的な検証と言います。

科学的な検証によれば、
同じ距離を移動するなら飛行機に乗る方が、
自動車に乗るよりも危険が少ないのです。

※この休暇に飛行機でハワイへ行くのと、
近くの箱根へ車で行くのと、
どっちが危険かという比較では、
ハワイの方が危険という試算もあります。

ただし、
それと人がどう感じるかは別のことです。

ですから、
単に不安だからと自動車を選択をすると、
より危険な方を選択したことになります。

原発に関して言うと、
発電量あたりの死亡者数という
統計的なデータがあります。

http://goo.gl/m8itx

それによれば、
同じ発電量では火力発電の方が
はるかに死亡率が高いのです。

化石燃料の採掘のリスクや、
大気汚染による呼吸器系の疾患で
死亡するリスクがあるからです。

また、太陽光発電の方が原発よりも、
死亡率が高くなっています。

屋根にパネルを設置するときの
転落事故があるからだそうです。

※死亡者をどこまで推定するかによって、
数字が違ってくるという意見もあります。

こういうものは、感覚的にはわかりません。

感覚的に安全だろうと思って選択すると、
かえってそれが危険なことがあるのです。

また、根拠を示さずに危険を煽ることは、
風評被害を助長します。

「放射能は、何が起こるかわからない。」

何が起こるかわからないことを
否定することは不可能ですから、
これには反論もできません。

けれども、
そういう反論できない理屈で不安を煽れば、
間違いなく風評被害が発生します。

不安に基づく行動は、
不安を招くだけなのです。

風評被害だけでなく、
脱原発は経済に大きなダメージを与える
とも言われています。

ある試算では200万人の失業者が、
発生するというのもありました。

その数字がどれだけ正確かはさておき、
少なからず経済に悪影響があるのは
確かです。

日本では、ここのところ毎年
3万人以上の自殺者が出ています。

その中には、
経済的な困窮を理由にしたものも多いとか。

経済が悪化すれば、
その数がさらに増えることも考えられます。

そういった影響に対しては、
どうやって解決するのでしょう?

それとも、そういう影響は無視して、
虎が檻から飛び出す可能性を消す方が、
重要だということなのでしょうか?

リスクというのは、ゼロにはできません。

絶対安全などというものはないのです。

したがって、リスクがあることを前提に、
そのリスクをどうコントロールするかを
考える必要があると思います。

年間約4千人が死んでいるにも関わらず、
誰もが「自動車を廃止しよう!」と
叫ばないのはなぜでしょうか?

自動車を廃止することによる
リスクの方が大きいから、
事故のリスクを引き受けたのでしょう。

また、
リスクというのは質が異なるものです。

必ずしも同列には比較できません。

ですから、
どっちのリスクを取る方が正しくて、
どっちが間違っているなどとは、
簡単には言えません。

それぞれの人の価値観によって、
違ってきます。

だから原発のことも、一方的に
どちらが正義でどちらが悪かという
二元論的な議論にしてはならないと
思うのです。

もしそういう固定観念を持てば、
もはや議論にはなりません。

単に相手を屈服させるための
闘争になってしまいます。

相手を批判し、
自分を正当化するだけの闘争からは、
何も生まれて来ません。

それは、昨日のブログに書いた通りです。

http://4awasejsn.seesaa.net/article/287893763.html

まず、多様な価値観を認めること。

まず、自分が幸せになること。

それがなければ、
自分らしく生きることも、
互いに良く生きることも、
難しくなるのです。

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