結婚が破談になった日

結婚が破談になった日

こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

前回から、妻との馴れ初めについて
書いています。

前回は、その前の彼女との付き合いから
別れの発端までを書きました。

長くなりますが、お付き合いください。

2007年4月23日に、
彼女からのSMSを受け取ったと思います。

あるいは、24日の早朝だったのか。

そこには、婚約を破棄することが
短い言葉で書かれていました。

青天の霹靂とはこのこと。

私は彼女に、別れる理由を問いました。

彼女は、
父親が結婚に反対しているから
と言いました。

反対の理由は、
私が家の改修にお金を出さなかったから。

話は1ヶ月くらい遡りますが、
彼女から言われました。

結婚式を自宅で行うのに、
家の前の空き地をコンクリートで固めて
きれいにしたいから支援してくれないかと。

金額は2万バーツ(約6万円)。

払って払えない金額ではありませんが、
私はちゅうちょしました。

何だかお金を
払ってばかりのように感じたからです。

彼女は、
「あなたの好きなように」と言いました。

それで私は、
「今回は悪いけど払わないよ」
と伝えました。

結婚するとすれば、
金製品だとか現金だとか、
たくさんのお金が彼女とその家族に渡ります。

だから、
必要ならそこに加えれば良いと思ったのです。

正直に言えば、
いちいちお金を無心されることに
耐えられなかったのです。

彼女の父親は、
そのことで反対することになった
と彼女は言います。

しかし私は、
それは信じられませんでした。

それまで、母親とは会いました。

しかし父親には、
一度も会わせてもらっていませんでした。

なんだかんだと理由をつけられ、
会えなかったのです。

その会ったこともない父親が、
彼女も容認したわずか2万バーツのお金を
出さなかったことを理由に
破談にするなんてはずがない。

これまでいったいいくら、
彼女にお金を払ってきたことか。

本当の理由はやはり、
彼女が私と結婚する気がないのだ。

最初からそうだったのか、
それとも迷った末の結論だったのか・・・。

それはわからないけど、
彼女がそう決めたのだと思いました。

「あなたは最初から、
私のお金が目当てだったんだろう。」

そんな心無い言葉を、
SMSで送って、彼女をなじりました。

そしてしばらくして冷静になると、
そのことを詫びるSMSを送りました。

でも、どんなに指摘したところで、
もう元に戻ることはないだろう。

そう感じていたように思います。

だから24日の朝のメールで、
家族にこう伝えたのです。

「理由が全うでないので、おそらく
これが覆ることはないように思います。」

そしてその日の昼に、
こういうメールを送っています。

「先ほどの件ですが、
やはり正式に破談に決まりました。
 式まで3ヶ月を切り、いよいよ準備を
進めなければならない段階になって、
彼女も真剣に考えたのでしょう。
その結果、やはり結婚に踏み切れない
との結論を出したようです。」

これは彼女がそう言ったのではなく、
私が推察したのです。

家族には、期待させたことを侘び、
披露宴や渡航の手続きの中止などを
依頼しました。

そして、こんなことを書きました。

「どうも私の人生は、
こういう運命にあるみたいですね。
同じことを繰り返しているのですから、
何かを悟るべきなんでしょうけどね。
まあ、じっくり考えてみます。

 なお、私のことは心配しないでくださいね。
期待していて裏切られることには
慣れてますから。
さすがに20歳代のときはきつかったですが、
あれから何度も経験しましたから。
 それより、
本当に楽しみにしておられたお母さん、
気落ちしないでくださいね。
人生は山あり谷ありで、
なかなか思い通りにいかないことに
意義があるのですから。」

なんとまあ、
強気で達観したようなことを書いたのですね。

あの時は本当に、
母や母方の祖母の期待を裏切ったことを
申し訳なく思いました。

パーキンソンの症状が進んできた母に、
結婚を祝ってもらえる
最後のチャンスだったかもしれないのに。

ただ喜ばせたかったのに、
それができなかった・・・。

残念で、悔しくて、仕方なかったのです。

私自身の運命も呪いましたよ。

その夜は、たしか荒れたと思います。(笑)

父からはすぐに、
こんなメールをもらいました。

「残念に思います。
 聞いても致し方の無い事でしょうが、
突然に破談とは、如何言う訳でしょうか?
 お母さんが、
がっかりして気を落とす事でしょう。

 気を落とさず、
運命を開拓する方向で進んで下さい。」

母からも翌日、手紙をもらいました。

便箋に書いたものを、
父が画像にして送ってくれるのです。

そこには、こう書いてありました。

「今日のメールは、ほんとうに、
こたえましたね。痛かったですね。
しばらく言葉もありませんでしたが、
今一番こたえているのは篤なのだと思うと、
慰めようもなくて。
私は大丈夫ですから心配しないでね。
「縁が無かったのです」
そう思うことにしましょう。
しっかりしなさいよ、男なのだから。
そして、忘れるように頑張ってね。
お式を挙げてなくて
よかったじゃないですか。
おとうさんも私も
忘れることにしましたから。」

その翌日、4月26日の午後、
母へのメッセージを父に送りました。

「私は全然大丈夫です。
こんなときは後ろ向きになっても、
良くはならないことを知ってますから。
前向きに考えてますし、
ぎりぎりまで迷って、
苦しみながら結論を出したのだろうなぁと、
彼女のことを考えてあげるだけの
余裕もありますからね。」

一晩だけ荒れましたが、
不思議と冷静だったことを覚えています。

結局、どうにもならないのだから、
受け入れるしかないとわかっていました。

これも、それまでに散々
辛い失恋を経験させてくれた女性たちの
お陰でしょうね。(笑)

そして冷静になることで、
私の中に1つの考えが浮かんできたのです。

長くなりましたので、また次回に続きます。

【編集後記】

パーキンソン症状が出てきた母ですが、
1年後はまだ手紙が書けていたのですね。

母の手書きの文字を、懐かしく読みました。

このころは、年に1回か2回しか帰省せず、
仕事最優先の生活でした。

年に20日くらい有給休暇がありましたが、
他の社員の手前、私が休むわけにはいかない
などと考えていましたから。

帰っても何もすることがないから、
というのも理由にありましたけどね。

●今日のメルマガは、いかがでしたか?
 面白かった、役立ったという方は、
 以下のURLをクリックしてくださいね。

⇒ http://clap.mag2.com/chisouclen?SJ180809a

またこちらには、
短い感想を書くこともできます。

励みになりますので、
よろしければコメントをください。

長くなる場合は、このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

========================================

 こちらのメルマガもあわせてどうぞ!

 ●「神との対話」シリーズを読む
 http://www.mag2.com/m/0001680059.html

========================================

◆このメルマガでは、特に性に関する問題や
この世の本質に関わる問題を取り上げます。

その際、性に関するテーマの時は、
タイトルに「(18禁)」とつけます。

もしそういう内容は読みたくない方は、
それを目印にしてください。

◆メール振り分けのお願い

このメルマガが迷惑メールとして、
スパム判定されてしまう可能性があります。

事前にお使いのメールサービスで、
メール振り分けの設定をしてください。

よろしくお願いします。

[参考サイト]
→ http://46mail.net/

◆メルマガ「SJ通信」読者の方への特典

このメルマガをご購読くださっている皆様に、
幸せ実践塾の特典として、
各種PDFファイルを無料で差し上げています。

以下のページから受け取ってくださいね。

http://kekkon-4awase.com/tokuten/

ID:sjmail
パスワード:4awase

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)

——————————————-◇◇◆

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutsch日本語PortuguêsEspañolไทย