盆踊りとは乱交パーティーのこと?(18禁)

盆踊りとは乱交パーティーのこと?(18禁)

こんにちは、赤木です。

「Iza!zaK」のニュースに、
産経新聞の興味深い記事が載っていました。

「アダルトビデオ大国・日本で
セックスレスが多い謎」という記事です。

http://goo.gl/fT5bN

興味本位のシモネタ話ではなく、
明治大学文学部准教授の平山満紀氏が書いた
学術的なものです。

まず西洋人は、恋人がいないときは
アダルトビデオ(以降AV)を見るが、
恋人ができると見ないのだそうです。

逆に日本人は、
結婚してからも見る男性が少なくなく、
それがパートナーとのケンカの原因に
なることもあるとか。

その理由なのですが、西洋人はセックスを
コミュニケーションと考えているから、
という着眼点が面白いですね。

実際、西洋人のカップルは、
互いの性の好みを伝え合うのだそうです。

具体的に言うと、どこをどんなふうに
愛撫してもらうと感じるかを、
しっかり言葉で伝えるのだと。

そんなこと、あなたは
したことありますか?

おそらく、多くの日本人は、
そういうことをしないでしょう。

「言わなくてもわかる」という、
以心伝心を良しとする国民性ですから。

でも、実際には
わかりあえていないのが現実です。

ですから、
自分の思い通りにならない生身の彼女より、
AVの方に気持ちが向くのでしょう。

ここではありませんが、前回紹介した
「セックスボランティア」という本の中に、
あるビデオについて書かれていました。

それは、ニューヨーク大学医学センター・
リハビリ研究所が制作したもので、
障害を持つカップルが自分たちの性について
語っているものだそうです。

その中でカップルは、自分の性の好みを
パートナーに言葉で伝えることや、
マスターベーションをすることなどを
語っているそうです。

パートナーがいるのに
マスターベーションをすることを、
あなたはどう思います?

おそらく多くの日本人、
特に女性は否定的でしょう。

けれどもそのビデオに出演している女性は、
こう言います。

「私は結婚していても
マスターベーションをします。」

そして、その理由をこう言うのです。

「いい気持ちになれるし、自分のことを
より理解できるようになるから」

たしかインドの伝統的な医学書、
アーユルヴェーダだったと思いますが、
そこでもマスターベーションを
推奨していました。

その理由は、自分がまず満足しないと、
相手を満足させられないから。

これは、人の心理の本質を
的確に突いていると思います。

性的な快感を得ることも、
精神的な充足感と同じことですよね。

まず自分が愛されて
満足したという気持ちがないと、
本当の意味で他人を愛することが
できません。

なぜなら、自分が満足していないと、
相手に見返りを求めてしまうからです。

何かしてあげることで、
その見返りとして自分を愛してくれることを
求めてしまうのです。

こうして本人は愛のつもりでも、
実は単なる取引になってしまっている
というケースが多いのです。

また、マスターベーションは、
自分を性的な興奮の絶頂に導くのに、
効果的な方法だと言えます。

そうして覚えた効果的な方法を、
パートナーに伝えることで、
互いに絶頂に導き合うことができる。

何かを成し遂げるとき、
1人でやるよりも仲間と一緒の方が
喜びが大きいですよね。

セックスもそれと同じことだと思うのです。

マスターベーションで1人で楽しむより、
できれば誰かとセックスした方が
より楽しいと言えます。

また、性的な興奮の絶頂を味わうことは、
人としての最高の喜びとされてきました。

オーガスムスを味わうということは、
ある意味で
神に近づくことでもあったのです。

なので古来より、性的なことと神事とが、
密接に関わってきたのだと思います。

現在の日本では、
実に禁欲的な性に対する考え方が
社会に根付いています。

結婚するまで貞操を守るとか、
特定のパートナー以外と関係を持たない
などです。

しかし、こういう価値観は、
昭和以降のものだそうです。

そのことも、
上記の記事の続きに書かれていました。

「「盆踊り」は乱交セックス
 性を解放、神聖な伝統行事」

http://goo.gl/W6y2g

何度も言いますが、
これは興味本位の記事ではなく、
学術的なものですからね。

この記事によれば、
明治以前の日本では、武士階級を除いて、
婚外セックスの規制は
きわめて緩かったそうです。

もともと通い婚の伝統があり、
女性は通ってくる男性を受け入れたのです。

しかも未婚の男女だけでなく、
既婚者の性もオープンなものであったと、
記事には書かれています。

「ざこ寝」という風習も、
男女が一堂に泊まって
乱交を行うというもの。

その名も「ざこ寝堂」という、
みなが集まるための建物まであったとか。

盆踊りもまた、
淫猥な歌と踊りで互いに刺激し合い、
意気投合した相手が見つかれば、
そのままセックスに至るというもの
だったそうです。

そういった古来からの風習が、
近代化や戦争、敗戦などの影響で否定され、
西洋の道徳が押し付けられてきたと
筆者は分析しています。

このように歴史を見てみると、
現代の日本人が持っている常識とか、
性的な倫理観というものが、
実に薄っぺらいもののように思えてきます。

もちろん、
だから「現代の価値観は正しくない」と
否定するものではありません。

「それも一つの価値観に過ぎない」
ということだけです。

今、自分が持っている価値観は、
知らず知らずに他人から
押し付けられたものではありませんか?

もしそうだとしたら、あなたは
いつまでたっても自分らしく生きることが
できないでしょう。

なぜなら、他人の価値観(考え方)で
生きているからです。

常識と言おうと、倫理と言おうと、
すべて誰かが勝手に決めたことです。

あらゆる可能性がある中で、
自分らしい価値観(考え方)を
選択することが重要です。

そのためにも、頭をいったん
ニュートラルにすることが必要です。

考えることなく決めつけていたことを、
もう一度、再点検してみることです。

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