結果的に結婚することに(続き4)

結果的に結婚することに(続き4)

こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

妻との馴れ初めについて書くシリーズの
今回が12回目になります。

前回は、婚約した後で、
やっと私の両親と彼女の顔合わせが
できたことをお伝えしました。

今回は、その続きになります。

彼女を実家へ連れて行ったころから、
妹や姉の生活を支援していました。

妹には毎月5万円。

アルバイトをやめて、実家の面倒をみに
月に数回帰ってくれるからです。

姉も、年に4~5回は帰っていたので、
交通費の補填として
わずかですが払っていました。

このころはまだ、
年収1000万円近くあったと思います。

独身でしたし、
お金は余るほどあったのです。

そのお金を、
母は自分のために貯めておけと
何度も忠告してくれました。

しかし私は、
使いたいものに使うのが良いのだと言って、
支援や、ちょっとした贅沢な食べ物として、
家族のために使っていました。

毎月10万円くらいは楽天市場で買い物をし、
その大半が家族や社員への贈り物でした。

後は、タイやフィリピンの子どもたちの
サポートもしていました。

こういうことを書くのは、
自慢したいからではありません。

こんなふうに、
他人のためにお金を使い続けたとしても、
必ずしも金持ちになるわけではない
という実例を示しているだけです。

「引き寄せの法則」が単純なものなら、
これだけ他人のためにお金を使った私が、
金持ちにならないのは
おかしいじゃありませんか。

しかし、現実はこうなのです。

2015年6月に、私はリストラされます。

それまでに自ら給料を減らしているので、
年収は400万円弱まで落ちています。

貯金のほとんどは会社の運転資金に拠出し、
リストラされた時は、
ほとんどお金がなかったのです。

まあ、
この話はすでにブログにも書いてますので、
そちらをご覧くださいね。

さて、婚約した翌年、2011年4月ですが、
私は彼女を連れて
福島へ旅行するつもりでした。

4月に福島へ行けば
雪と桜が両方見られるからです。

桜と雪が大好きな彼女のために、
連れて行ってあげたかったのです。

2011年2月28日、
姉に結婚式に招待するメールを送りました。

私は、大変なので
誰も呼ばないつもりだったのですが、
彼女がぜひ呼んでくれと言うもので。

「すでに申し上げているように、
私としては日本から結婚式に
招待するつもりはありませんでした。
しかし昨日、彼女から
お姉さんとお兄さんを呼んでほしい
と言われたので、お知らせしておきます。

彼女の田舎は、バンコクから
約600km離れたイサン地方の田舎です。
車だと約10時間かかります。」

「結婚式は11月6日(日)ですが、
5日(土)の朝にもお坊さんへ食事を振舞う
儀式があるそうです。
そのため、私は
4日の午前中の飛行機で彼女の田舎へ向かい、
7日か8日にバンコクへ戻る予定でいます。

もし来ていただけるなら、
3日(木,文化の日)の夕方着の便で
来ていただき、
4日から7日か8日(火)まで田舎で過ごし、
急がれるならその日の夜便で
帰国するというプランが考えられます。」

妻は、
最初に大阪で姉夫婦に会ったこともあり、
来てほしかったのでしょうね。

「家族」に対する思いが、
タイ人はこれほどまでに深いのか
と思い知らされました。

姉は、義兄の健康状態からして、
行くなら自分1人になるので、
考えさせてほしいと返事をくれました。

私も、来るなら交通費と宿泊費は
すべて出すつもりだからと伝えました。

結局は実現しなかったのですが、
こんなことも詳細に検討したのですね。

そんなことをしていた3月11日、
東日本大震災が発生します。

12日には父にメールで
帰国中止の可能性を伝えました。

「4月に
福島旅行&帰省を計画していましたが、
計画を変更せざるを得ないかもしれません。

今回は、彼女の友だちも一緒に
福島旅行をするつもりでした。
友達はその後、
知り合いがいる横浜に泊まる予定でした。
しかし、
その友達が怖がっていることもあって、
福島旅行そのものをやめる可能性があります。

私としては、まだ1ヶ月の猶予があるので、
条件が整うのであれば
予約したホテルにも泊まってあげたい。
こういうときだからこそ、
旅行に行ってあげることが
助けになると思うのです。

しかし、東京での電力状況、
東北道の整備状況など、
まだどうなるかわかりません。」

ぎりぎりまで情報を集めましたが、
私1人の旅ではありません。

彼女らに対する責任を取れるのか、
という判断を迫られた時、
私はキャンセルすることに決めたのです。

3月16日、福島旅行を諦めて、
関空利用の西日本方面の旅行に変更した
と父へメールしました。

断腸の思いでしたが、致し方ありません。

ただこの変更によって、
偶然にも造幣局桜の通り抜けを
堪能することができました。

このことは、本当にラッキーでした。

このころ、母は料理ができなくなっており、
私たちが帰省する時は姉が妹が帰省して、
料理をしてくれるようになっていました。

そうでなければ料理を出せないので、
父が家に泊めてくれなかったのです。

ですから私は、
帰省に合わせてカニ、マグロ、エビなど
海産物を中心に食材をネットで買って
送っていました。

それは、彼女が食べられるもの
という意味もありますが、
両親と姉や妹に、
美味しいものを食べてほしかったからです。

何度も何度もメールでやり取りして、
予定を固めていった様子が伺えます。

こうして、
彼女は無事に2度目の実家訪問を果たし、
私の両親からも受け入れられていったのです。

また長くなったので、次回に続きます。

【編集後記】

この時は関空からレンタカーで、
神戸、淡路島、徳島、香川、愛媛と回り、
岡山、島根と旅行しました。

岡山では後楽園へ行ったのですが、
あいにくの大雨。

そこへ着く前に彼女がキレてしまい、
到着しても車から降りず、
「行きたいなら勝手に行け!」
と言い出す始末。

結局、観光は諦めて出発しました。

「もう二度と日本へ連れてくるものか!」

そう、
またしても感じた出来事でした。(笑)

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赤木篤 (あかき・あつし)


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