汚い親子

汚い親子

こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

妻の実家へ移住して13日目です。

お店をオープンして、
すでに10日目になりました。

時間が過ぎるのは早いですね。

本当に、あっという間です。

妻がやっている食べ物屋は、
練り物を揚げるルークチン・トートと、
豚肉の串焼きのBBQがあります。

そして昨日からは、
かき氷も始めました。

ブログに記事を書いていますので、
ぜひご覧くださいね。

「かき氷あります!」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/457882771.html

そこに、
毎日のようにやってくる親子がいます。

お母さんと男の子2人です。

男の子は、まだ就学前のようで、
5歳と3歳くらいでしょうか。

おばあさんと一緒に暮らしていると、
妻が言っていました。

お父さんか誰かが出稼ぎに出ていて、
お金を送ってもらっているようです。

最初のころは、子どもたちだけで来て、
5バーツコインを握りしめて、
ルークチントートを1本ずつ買うだけでした。

たまに数本まとめて買うこともありますが、
きっとお金が入った時なのでしょう。

最近は親子で、
近くをうろうろしていることが多いです。

そして、お金がある時は、
親子で買いに来ます。

今日も、親子で買いに来ました。

しかし、むっちゃ汚いのです。

そのくせ、
すぐにあちこちを触りたがります。

それで妻も、
遠回しながら「触らないで」と言うのです。

今日は、ルークチン・トートを5本、
かき氷を3杯買って、
お店で食べて帰りました。

その後のテーブルと椅子には、
あちこちに黒い跡が・・・。

妻は、イライラしながら、
それをきれいに拭くよう私に命じます。

そして、こう言います。

「そのふきんは、もう使わないからね!」

どんだけ嫌っているのでしょう?

子ども好きの妻ですが、
あの汚さは許せないようです。

まあたしかに、
20分かそこら座っていただけで、
あの汚れですからね。

そのふきんは、けっきょく
あの親子専用ということになりました。

特に下の子が汚いのです。

水は使えるのでしょうから、
水浴び(アップ・ナーム)や洗濯は
できないはずがありません。

おそらく、
お母さんがやっていないのでしょう。

お母さんも薄汚れていますから。

前に、私がその子に触れた時、
妻は気付かれないように片言の日本語で
こう言いました。

「手、洗って、汚いな」

しかも、
お店に用意しているたらいの水ではなく、
家の方にある水道の水で洗えと。

飼っている犬に触れた時も
同じように言われました。

たらいの水で洗えば、
その水全体が汚くなる
と思っているようです。

何だか、哀れになるんですよね。

と言っても、何もしてあげられません。

ある時、お金を持ってないからか、
店の前を物欲しそうな顔で
何度も通り過ぎたことがありました。

そんな時、私のお金で買って
食べさせてあげたいとも思いました。

でも、それはしませんでした。

一度それをすれば癖になる。

そういう思いもあったからです。

それにきっと、
妻が嫌がるに違いないから。

タイのCMには、
貧乏な家の男の子を助ける食べ物屋の
話があります。

30年後、
その食べ物屋のおやじが病気になり、
入院するのですが、
高額な医療費を請求されます。

それで娘が困っていたら、
その請求はすべて支払われた
と連絡が届くのです。

実は、その貧乏な家の男の子が
その病院の医者になっていたのです。

30年後の恩返しという実話だそうです。

たしかに、そういう例もあるでしょうね。

だから迷うのです。

ジレンマを感じます。

でも、どこにも正解はありません。

その人の価値観次第で、
どういう選択も正解になるのですから。

そういう意味では、
あの親子に冷たい妻や近所の親戚たちも、
その価値観においては正しいのです。

迷いながらも、その時、その時で、
何らかの答えを出さなければならない。

たとえ、
何か積極的にすることを選ばなくても、
それは「やらない」という選択を
しただけのことです。

これまでは、
「助けない」という選択をしました。

「黙って妻にしたがう」
という選択をしました。

でも、これからはまだわかりません。

明日は、違う選択をするかもしれません。

自分とは違う選択をする人を受け入れ、
自分の選択が変化することも受け入れる。

そういう生き方をしたいと思います。

【編集後記】

今朝も気温は19度だったので、
上に作務衣を1枚羽織りました。

しかし、すぐに気温が上がったので、
9時くらいには脱いでしまいました。

今はもう32度になっています。

今週末くらいから、
また暑い日が戻ってくるようです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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