経済が国境をなくす

こんにちは！
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

私の持論は、
「経済が国境をなくす」ということです。

この意味は、次のようなものです。

人々は経済活動を非常に重視しています。

人にとっての重要な欲求だからです。

そして、
その経済活動を拡大しようとすると、
多くの規制を撤廃して
自由になることを望みます。

つまり人の強い欲求が表れた経済活動は、
拡大すればするほど政府に自由を求める
という結果になるのです。

その結果、
国家は国の垣根を低くせざるを得なくなり、
最終的には国境をなくす方向に動く。

これが私の考えです。

すでに西欧では、
巨大なユーロ圏を作って、
それを実現しています。

急速な拡大による弊害もあり、
今は揺れ動いていますが、
おそらくこの流れは止められないでしょう。

そしてこの流れは、
ヨーロッパだけでなく、
アジア、アメリカ、アフリカにも
広がると思うのです。

国境がなくなれば、
人の往来が自由になります。

どこに居住するかも自由になります。

そうすれば、
文化や価値観の違いに
目くじらを立てていては
暮らせなくなるでしょう。

そうやって、
人は強制的に他人の価値観を
認めざるを得ない方向に押しやられます。

今回読んだ本は、
そういうことを示唆する内容でした。

「経済で読み解く世界史」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/464308046.html

これを読むと、
世界の歴史は経済で動いてきた
ということがよくわかります。

特に感心したのが、
ポルトガル、スペインの世界制覇や、
そこからオランダ、イギリスの台頭、
最終的にイギリスが覇権国になる
という歴史の流れです。

他にも、ローマがどうして帝国となり、
どうして没落していったか
などという歴史もそうです。

単に外敵が襲ってきて潰れたとか、
戦争を繰り返したから
疲弊して潰れたというよな
単純な話ではありません。

富を求める人々の強い思いがあり、
それを上手くコントロールできないと
国が潰れるのです。

そういう意味で考えると、
日本は2600年以上も続いているのですが、
とても不思議ですね。

1つには、為政者が民を大事にしていて、
思いやる心を持っていたからではないか
という気がします。

日本の皇室は、
国民のことを大御宝と呼びます。

単に宝でもすごいのに、
「御」を付けて御宝（みたから）
だけでも飽き足らず、
さらに「大」を付けて
大御宝（おおみたから）と呼ぶ。

この呼び方だけでも、
世界に類のない国であると思います。

自分だけが良ければというような
あさましい心ではありません。

また、自分の地位を守るために、
テクニックとして民を管理して
反乱心を起こさせなかった
というわけでもありません。

心から大切なものとして、
扱ったのです。

だからこそ、
ヨーロッパや中国のように、
政権が転覆させらるような
大きなエネルギーを生まなかったのでしょう。

上記の本の中に、
世界の覇権にはサイクル（期間）があり、
今はアメリカ・サイクルだ
ということが書かれています。

そのアメリカ・サイクルは、
1940年から始まりました。

これまでの覇権サイクルは、
180年間から20年ずつ短縮しており、
アメリカ・サイクルは120年間ではないか
と推測されます。

もしそうだとすると、
2060年には終わることになります。

「諸行無常」と言われるように、
永遠に続くものはありません。

アメリカもいつか、
覇権国から没落することになるでしょう。

その時、どこが覇権国になるのか？

それとも、覇権サイクルを抜け出して、
別次元の歴史が始まるのか？

それは何とも言えませんが、
日本という異質な国が
活躍できる時代が来るのではないか
と思っています。

では、日本はどうやって
世界に影響を与える国になるのでしょう？

私には、まだ答えはありません。

ですがきっと、
日本人らしい特質によって、
世界が従いたくなるような、
真似したくなるような
何かを実現することによって
影響を与えるのではないかと思うのです。

中国の古典「大学」には、
「修身斉家治国平天下」
という言葉があります。

これは、まず自分自身を修め、
徐々にそれを自分の周りに広げることで
やがて世界を平和にするという意味です。

まずは、自分の心を平和にすること。

自分自身を愛で満たすこと。

そこから始まるのだと思います。

【編集後記】

バンコクに
安売りのドンキ・ホーテができました。

今はプレ・オープンで、
3月15日にグランド・オープンとのこと。

すごい人出で、近隣は大渋滞です。

私はあまり興味がなかったのですが、
バッティングセンターもあると聞いて
少し興味が出てきました。

機会があったら、行ってみたいと思います。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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