正義は人それぞれ
- 2018.05.24
- 2018年
こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。
最初にお知らせですが、
私のもう1つのメルマガ、ご存知ですよね?
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●「神との対話」シリーズを読む
http://www.mag2.com/m/0001680059.html
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こちらは今、3冊目の解説をしています。
おそらく来月下旬には終わると思います。
メルマガの過去ログは、
WEBサイトで読むことができます。
しかし、創刊号から順に読むか、
現在号から逆順に読むしか方法がありません。
それで、
途中のメルマガを読みやすくするため、
目次を作ってみました。
まずは1冊目の目次です。
「神との対話」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/459546623.html
これで、文庫本などをお持ちの方でも、
章で対比しやすくなるかと思います。
お役立てください。
さて、今日のテーマは、
「正義(価値観)は人それぞれ」
ということです。
いつも言っていることですから、
もうすでにご存知と思います。
しかしこれが、
実際の場面においては、
なかなか適用できないものなのです。
たとえば、今話題の
日大アメフト部の問題を考えてみましょう。
おそらくほとんどの人が、
監督やコーチが悪くて、
反則をした学生はかわいそうだった
と考えているでしょう。
そして、監督やコーチを批判しています。
ほら、もう適用できてませんよね?
もし、価値観は人それぞれだと
本当にわかっていれば、
監督やコーチを
一概に「悪い」とは言えないはずです。
日本では、
「盗人にも三分の理」
と言ってきました。
法を犯す悪い(とされる)人でも、
その行いには理があるのです。
つまり、その人にとっては正しいのです。
「神との対話2」では、こう言っています。
「「腐ったリンゴ」などというものはない、
ということだよ。
あるのは、
あなたの考え方とはちがう考え方をするひと、
ちがう世界のモデルを
つくりあげているひとだけだ。
いいかね、どんな者でも、
自分なりの世界モデルにてらせば、
何も間違ったことはしていない。」
(p.60)
監督には監督の、コーチにはコーチの、
そして学生には学生の正義があるのです。
もちろん、マスコミにも視聴者読者にも、
それぞれの正義があります。
そして、それには優劣がありません。
小林正観さんは、五戒と呼んで、
これらを口にしないよう勧めています。
「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句」
「あいつが悪い」と批判非難するのは、
「文句」であり「悪口」です。
こういう言葉を使うということは、
そういう言葉を使いたくなる現実を
引き寄せることになります。
現実は、
私たちが創造しているのですからね。
また、犠牲者という存在はありません。
ただ、
犠牲者になると決めた人がいるだけです。
したがって、反則をした学生は
犠牲者ではありません。
彼が犠牲者になることを選べば、
彼は犠牲者になるでしょう。
しかし、彼がそれを選ばない限り、
彼は犠牲者ではないのです。
そういう彼を見て、
私たちが彼を犠牲者だと決めつけることは、
とてもおこがましいことです。
彼の魂は、そういう出来事を自分で選び、
本当の自分を表現するということに
挑戦しようとしているのですから。
そういう勇気ある魂と見るべきなのです。
こういう考え方は、
おそらくほとんどの人は
受け入れられないでしょう。
だから、
人類はなかなか変わらなかったのです。
相変わらず他人を批判し、
分断することばかりしています。
本来は「ひとつのもの」なのに、
一体化する見方を拒否し続けています。
そういうことを、
これからも続けたいのでしょうか?
人類が破滅するまで、
繰り返したいのでしょうか?
そうでないのであれば、
新しい考えを試してみるべきです。
私たちは、いまだに
中世の魔女狩りと同じことをやっています。
誰かが「あいつが魔女だ」と言い、
数人がそれに追随したら、
もうその人は魔女に確定です。
そして、裁判も受けずに処刑されます。
あの吊し上げのような記者会見で、
ネットのコメントで、
同じことをしているではありませんか。
何の根拠もなく、
学生の証言は信じられるけど、
監督やコーチの証言は信じられないと言う。
私は今の裁判制度も
真実を解き明かすのには役立たない
と言っていますが、
その裁判でさえ、これほど一方的に
叩いたりはしないでしょうね。
いかがでしょうか?
「正義(価値観)は人それぞれ」
ということ、本当に腑に落ちていますか?
相手には相手の正義があります。
たとえそれが、自分にとっては理不尽で、
受け入れがたいものだとしても。
【編集後記】
手術を終えた父が退院しました。
残念ながら手術は上手く行かず、
以前のように見えるようには
なりませんでした。
その父からメールが来ました。
見えるようにならなかったのは残念だが、
受け入れて明るく生きていくから
心配するなという内容でした。
ほとんど見えない状態で、
少しずつPCを操作して
メールを書いたのでしょう。
私は、基本的には心配していません。
なるようになると思っているからです。
私にできることはするし、
できないことはできないだけのこと。
その中で、
父が生きたいように生きられるよう
サポートしたいと思っています。
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赤木篤 (あかき・あつし)
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