どん底経験がありがたい

どん底経験がありがたい

こんにちは!

昨夜も妻から元気づけられた
赤木です。

リストラの話をして、
おそらく妻も動転したと思います。

それなのに、そんな素振り1つ見せずに、
逆に私を元気づけてくれます。

昨日は、今よりも安いアパート探してきて、
「ここでいいか?」と聞いてきました。

なんという行動の早さ。

思っていたより少し高めですが、
妻がどうしても広めがいいというので、
そこに決めましたよ。

夜、部屋のソファーに座って、
いろいろ話をしました。

妻「なんで会社を辞めるの?」

私「自分で辞めるんじゃないよ。
 クビになったの。わかる?」

妻「クビ? ライ・オーク?」

私「(辞書を引いて)そう、ライ・オーク。」

妻「アハハ、ドーン・ライ・オーク。
 (クビにされた)
 ソムナムナー!(ざまーみろ!)」

笑われてしまいました。

解雇されたことを笑ってくれる妻のことが、
とても頼もしく感じました。

さて今日は、どん底経験がありがたい
という話です。

昨日のメルマガにも書いた通り、
今回の出来事を、すんなりと
受け入れられたわけではありません。

動揺しましたし、不安も感じました。

そして執着し、オロオロしました。

けれども、意外とわずかな時間で、
立ち直れたように思います。

その理由は、おそらく私が、
これまでに何度かそういう修羅場を
経験したからだと思うのです。

そんなに偉そうに言うほどの
経験ではありませんよ。

でも、私にとっては、
非常に大きな経験だったのです。

内気で、気が小さくて、人見知りで、
臆病で、石橋を叩いても渡らないと
自称した私にとっては。

最初の大きなどん底経験は、
23歳くらいの大失恋です。

ブログ記事に詳しく書いていますので、
そちらをご覧ください。

「辛い失恋もありました」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/287874440.html

「息もできない」苦しみとは、
このことかと思いました。

そして次のどん底経験は、
45歳くらいの破談です。

こちらもブログをご覧ください。

「フラれてばかりの人生」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/287874451.html

結婚式まであと3ヶ月というときに、
たった1通のSMSでフラれました。

「穴があったら入りたい」恥ずかしさとは、
このことかと思いました。

しかしこのとき、
私は結婚することを諦めました。

「もう結婚なんかするものか」ではなく、
「別に結婚しなくてもいいや」です。

結婚することへの執着を捨てたのです。

このことが、妻と付き合って、
その後、結婚することにつながります。

今、思えば、私が変わらなかったから、
失恋ばかりを繰り返したのですね。

でも、魂はしつこく導いてくれて、
最後には執着を手放させてくれた。

そして、予想もしていなかった、
素晴らしい女性と結婚できたのです。

このどん底経験を含めて、
数々の上手く行かなかった経験は、
私を鍛えてくれました。

臆病で、内気で、
決して冒険などしない私が、
少なくともまともな大人として
自立しているのですから。

私は、孟子の次の言葉が大好きです。

「天の将に大任を是の人に降さんとするや、
必ず先づ其の心志を苦しめ、
其の筋骨を労し、その体膚を餓やし、
其の身を空乏し、
行ひ其の為すところに払乱せしむ。
心を動かし、性を忍び、
その能はざる所を曾益せしむる所以なり。」

大意は、
天がその人に大きな使命を与える時は、
まず困難な目にあわせて、
その任務をまっとうできるように鍛える
ということです。

したがって困難は、
その人が大きく成長するための
重要なステップなのです。

今回の解任という出来事が、
私にとってどういう意味があるのか、
それはまだわかりません。

けれども、比較的にスムーズに、
「自分らしさ=愛」を選択できたのでは、
と思っています。

そして、それがスムーズにできたのは、
これまでのどん底経験によって、
精神が鍛えられてきたからだと思います。

また、「神との対話」シリーズなどを読み、
「幸せ実践塾」を運営して、
そういう考え方の習慣を身につけてきた
ということもあるかと。

これで本当に現実が良くなるのか?

それはわかりません。

でも、そうならなくてもいいと、
さらに結果を手放して生きようと思うのです。

「神との対話」では、こう言っています。

「破産したときは破産したときだ。
それを偽ってもしかたがないし、
認めまいと物語をでっちあげてもむだだ。
だが、あなたは「破産は悪いことだ」
「恐ろしいことだ」「自分は悪い人間だ。
善い人間なら一生懸命働くし、
破産なんかすまいと努力するだろうに」
などと考える。
その考えが、「破産」の経験を支配する。
「わたしは破産した」「一文無しだ」
「もう金がない」
というあなたの言葉によって、
破産している期間が決まる。
それをとりまく行動が--
自分を憐れんだり、落ちこんだり、
「どうせ、だめなんだ」と思って、
脱出の道を探そうとしないことが--
破産という現実を長びかせる。」
(p.108)

つまり、解任されたという現実は、
認めまいとしても無駄なのです。

そしてその経験に対して、
自己卑下したり罪悪感を抱いても、
その経験を長引かせるだけです。

「宇宙には「良い」状況も
「悪い」状況もないことを
第一に理解しておくべきだ。
すべてはあるがままにすぎない。
だから、価値判断はやめなさい。
第二に、すべての状況は一時的だ。
どんなことも
いつまでも同じままではいないし、
静止してはいない。
どちらの方向へ変わるかは
あなたしだいだ。」
(p.108)

つまり、結果は結果として受け入れ、
そこから新たに創造するのです。

私は何を創造したいのか?

「愛」か「不安」か?

「神との対話」の言葉に励まされて、
何の根拠も見通しもなく、
私は「何とかなる」と思うことにしました。

その思考の結果がどうなるかは、
みなさんと一緒に見て行きましょう。

◆メルマガの感想や質問をお待ちしています

またメルマガの感想をいただきましたので、
シェアさせていただきますね。

・5月18日のメルマガに対して

【Tさん】
いつもメルマガを拝見させてもらっている
同業者です。
年齢もほぼ同じですね(笑)

内容がリアルになってかつ、
立場は違いますが
自分も他人事ではないと思い、
初めてメッセージを書いてみました。

サラリーマンを何十年もやってると、
理不尽なことは山ほどあります。
このメルマガを読み始めてから、
一呼吸置くようになりました。
自分で言うのもなんですが、
人一倍短気な性格で、考える前に
言葉や態度に出てしまいます(笑)

理屈ではわかるのですが、
赤木さんのようにリアルで体験されると
さすがに説得力が倍増です。

今後の展開に注目しつつ、
自分自身の方向性について
考えていきたいと思います。

Tさん、初めての感想、
どうもありがとうございました。

このメルマガが役立っているようで、
私としても嬉しい限りです。

今後、どう展開するかわかりませんが、
温かくお見守りください。
よろしくお願いします。

【Oさん】
いつも配信ありがとうございます。

今回のメルマガ驚きましたが、
逆にワクワクされているとのこと
感心いたします。
実は私も3年前に似たような状況になり
まだ当時かなり鬱になり
いまだに切り抜けられずにおりますが、
赤木さんの前向きな姿勢に励まされます。

ありがとうございます。

Oさん、いつもご覧くださって、
ありがとうございます。

Oさんにも、
そういう経験がおありなのですね。

ワクワクするのは、
「ワクワクする」と言うからですよ。(笑)

実は、ドキドキとワクワクは親戚です。
ですから、不安や心配でドキドキしたら、
それはワクワクすることなのです。

そういうときは、
「あ~、ドキドキする!」
と言うのではなく、
「あ~、ワクワクする!」
と言いましょう。

そうすると、その言霊によって、
ワクワクが現実になります。

何の根拠も要りませんから、
簡単ですよね。(笑)

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