遺族が忙しいタイの葬式
- 2019.09.28
- 2019年
こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。
先日、勤めている会社のスタッフの
お父様が亡くなられました。
脳出血か何かで、
しばらく意識が戻らない状態が続き、
おそらく植物状態だったようです。
昨日、その通夜へ行ってきました。
割りとお金持ちの家なのですが、
意外と質素な通夜で驚きました。
これまでに数回、
タイの葬式に参列したことがあります。
ブログに記事を書いていますので、
その様子をご覧ください。
「タイの葬式に参列しました」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/305164700.html
「イサン地方の葬式に参列しました」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/372434092.html
いろいろ細かな点で違いがありますが、
基本的には3~7日間連続で葬式が行われます。
王様の場合は特別で、
1年くらい行われたのでしょうか。
その一連の葬式の最後の日が火葬の儀です。
それ以前は、いわば通夜のようなものです。
通夜は、お坊さんの読経があって、
参列者に食事が振る舞われます。
バンコクでは、
だいたい19時くらいから始まります。
同じような読経を4クール行い、
3クール終わったところで食事タイムとなり、
最後の1回で終わりです。
時間はだいたい1時間ほどです。
ただ今回は短くて、
30分で終わってしまいました。
食事も、持ち帰り可能なように
箱入りのサンドイッチとジュースのセットを、
会場のお寺に到着してすぐにいただきました。
1クール5分ほどの読経を
4人のお坊さんで4回行い、
お坊さんへの寄進を代表者が行い、
水を注ぐ儀式を行っておしまいです。
こんなに短い通夜は初めてでした。
簡素に済ませたのか、
あるいは最近はこうなのか、
どちらかわかりません。
明日は火葬の儀があるので、
それにも参列します。
15時くらいから式が始まり、
16時から火葬されるようです。
タイの葬式は、
このように短くても3日、
普通は7日くらい続きます。
その間、
遺族はいろいろやることがあるため、
おちおち悲しみに浸ることもできません。
でも、きっと、それがいいのでしょうね。
「対象喪失」という
心理学の言葉がありますが、
身内を亡くすということは
とても大きな対象喪失です。
その深い悲しみから立ち直るには、
多大な時間がかかるものです。
その時、やるべきことがないと、
よくないことを考えてしまいがち。
ですから、
時間をかけてやるべきことが続くことが、
その深い悲しみから救うことになるのです。
日本も、
通夜、葬式(火葬)で終わりではなく、
初七日、四十九日と法要が続きます。
さらに一周忌、三回忌、七回忌・・・。
これも、遺族が自分の悲しみを癒すのに
役立つのだろうと思います。
私自身は、
「神との対話」を読んでいるので、
もうすでに死の恐れはありません。
また、身内の死であっても、
死そのものに対する悲しみはありません。
もちろん、一時的な喪失感はありますよ。
母が亡くなった時も、それは感じました。
しかし、
必要なものを絶対的に失ったかのうような
悲しみはないのです。
「死者は悼んでほしいなどとは、
さらさら思っていないよ。
彼らが自らのより高度な選択によって
どこへ行ったのかわかっていれば、
彼らの出発を悼んだりはすまい。」
(「神との対話3」 p.126)
「泣くのはよろしい。
亡くなったひとへの愛に
敬意を表することだから。」
(「神との対話3」 p.126)
母の死を知った夜、
一人密かに泣きました。
でも、それだけです。
母は、
いつも私の側にいるとわかっていますから。
「悲しみなどなくなるよ。
とにかく、旅立つひとを悲しむことはない。
祝福すればいい。」
(「神へ帰る」 p.266)
「第九に、二度と、一瞬たりとも
誰かの死を嘆くことはないだろう。
自分の喪失を嘆くかもしれないが、
そのひとの死を嘆くことはないだろう。
第一〇に、二度と、一瞬たりとも
自分自身の死を恐れたり、
嘆くことはないだろう。」
(「神へ帰る」 p.269)
私にとって、
これまでの人生で最大の「対象喪失」は、
初めて付き合った彼女から
フラれたことでした。
あの時は、本当につらかったなぁ。
息をするのが苦しかったくらいですから。
あの時、新聞奨学生だったので、
日々の新聞配達の仕事があることが
何よりの救いでした。
配達している間は、
彼女のことを考えずに済むので。
1年くらいは、
思い出しては落ち込みましたよ。
でも、あのつらい経験が、
私を育ててくれたと感謝しています。
「辛い失恋もありました」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/287874440.html
今、愛している妻とも、
いつかは別れる日が来るでしょう。
それが生き別れなのか死に別れなのか、
それはわかりません。
死に別れも、どっちが先かはわかりません。
けれども、必ずその日は来ると覚悟し、
時々、想像してみます。
きっと、
それほど落ち込むことはないでしょう。
1回や2回は悲しくて泣くとしても、
嘆くことはありません。
それは、愛していないからではなく、
愛しているからです。
妻はつねに私の側にいてくれる
と信頼しているからです。
なぜなら、存在するのは
「存在のすべて」ただ1つであり、
それが私たちだから。
そのことが受け入れられるから、
私はもう大丈夫だと思えるのです。
【編集後記】
明日の火葬の儀ですが、
最初、16時からと聞いていました。
ところが後から、
15時から始まるからそれまでに来るように
と訂正がありました。
どうやら、火葬が16時からで、
火葬の儀は15時から始まるようです。
お寺が最初、
火葬の時刻だけを伝えてきたのでしょう。
日本なら、そういう間違いはあり得ない
と思うのですが、
こういうところがタイらしいです。
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