すべては自分のために起こる
- 2017.08.04
- 2017年
こんにちは!
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。
今回のテーマは、
「すべては自分のために起こる」
となります。
今回は「神との対話2」第4章の解説の
4回目になります。
前回は、グループ意識を変えるには、
まず自分が変わって手本を示すことだ
という話でした。
今回はその続きになります。
「世界が変わってほしいと思うか?
では、あなた自身の世界を変えなさい。
ヒトラーはそのために
黄金の機会を与えてくれている。」
(p.87)
たしかにヒトラー現象は、
私たちに衝撃を与えました。
私たちはそこに、何かを学ぶべきなのです。
「ヒトラーは送られたわけではない。
あなたがたによって創り出されたのだ。」
(p.87)
「分裂、分離、優越の意識--
「われわれ対彼ら」、「こちら対あちら」--
が、ヒトラー経験を創り出す。
聖なる友愛、統一、一体感、
「あなたのもの対わたしのもの」ではなくて、
「わたしたちのもの」という意識が、
キリスト経験を創り出す。
「あなたの」苦痛ではなく
「わたしたちの」苦痛なら、
「わたしの」喜びではなく
「わたしたちの」喜びなら、
人生経験のすべてがわたしたちのものなら、
そのときこそ、完璧な命の経験になる。」
(p.88)
すべては私たちの意識が創り出した
出来事であり経験なのです。
大きく分ければ、分離か統合か、
別々か一体かによって、
異なる出来事や経験が創られます。
当初は、
ヒトラーはほとんどの国民から支持され、
熱烈歓迎されました。
多くの国民が、
彼は「正しい」と考えたのです。
しかしその後、敗戦の結果として、
ようやくヒトラーは「間違い」だったと
多くの人が言うようになりました。
「ということは、世界の人びとが、
ヒトラー経験との関係を通じて、
自分は何者であり、
何者であろうとするかについて
新しい考えをいだいたということだ。
彼はものさしを提供したのだよ!
パラメーターを設定した。
わたしたちが自分自身についての考えを
計測し、限界を決めるための
境界をつくったのだ。
対極ではあるが、
キリストも同じことをしたのだよ。」
(p.88)
それまで、大量虐殺があっても、
正当化してきたのが人類です。
アメリカはインディアンを虐殺しました。
ヨーロッパでも黒人の奴隷貿易で、
多くの黒人を虐殺しました。
十字軍もイスラム教徒を虐殺しました。
それがヒトラーのお陰で、
「虐殺は間違っている」という考え方を
人類は身につけ始めたのです。
しかしニール氏は、まだ
「ヒトラーが天国へ行った」
という話に抵抗します。
ヒトラーがそんな報奨を得ることが
理解できないと言うのです。
「第一に死は終わりではなく、はじまりだ。
恐怖ではなく、喜びだ。
閉鎖ではなく、開放だ。
人生で最も幸せな瞬間とは、
それが終わる瞬間だ。」
(p.89)
「だから、
まず理解しなければならないのは--
すでに説明したとおり--
ヒトラーは誰も傷つけはしなかった
ということだ。
ある意味では、
彼は苦痛を強いたのではなく、
終わらせたのだよ。」
(p.89)
死を忌むもの、あってはならないもの
と考えている限り、
こういう考えは出てこないでしょうね。
魂の視点に立ってみることで、
やっとこのように考えられます。
「彼は「悪事」をしているとは
思っていなかった。
彼は同胞を助けていると思っていたんだよ。」
(p.89)
おそらくそうでしょう。
彼はドイツを愛していた。
ドイツ国民を救いたかった。
虐げてきた諸外国を打払い、
ドイツの栄光を取り戻そうとしたのです。
「どんな者でも、
自分なりの世界モデルにてらせば、
何も間違ったことはしていない。」
(p.90)
価値観は、人それぞれなのです。
ヒトラーにはヒトラーの、
ドイツ国民にはドイツ国民の、
諸外国には諸外国の、
それぞれの正義があったのです。
「あなたは、
ヒトラーが「悪事」をしたと言う。
よろしい。そのものさしで、
あなたは自分自身を定義し、
自分をもっと知るだろう。よいことだ。
だが、それを教えてくれたヒトラーを
非難するのは筋ちがいだ。
誰かが教えてくれなければならなかった。」
(p.90)
「神の愛と神の憐れみ、神の智恵と神の赦し、
神の意図と神の目的は、どれほど凶悪な犯罪、
どれほど凶悪な犯罪者をも
包みこんでしまうほど大きい。
あなたは賛成しないかもしれないが、
それはどうでもよろしい。」
(p.91)
前にも同じようなやり取りがありました。
神は、
私たちが「悪」と呼ぶものでさえ愛すると。
しかし私たちは、
自分の価値観に従えと言っていました。
(「神との対話」p.87 あるいは、
2017年7月25日の「神との対話」のメルマガ
「罪とは自分で体験しないこと」
http://archives.mag2.com/0001680059/20170725181000000.html?l=ege16b39d3
を参照してください。)
そしてここでは、
悪のお陰で私たちは
自分の基準を決められるのだと言います。
基準は相対的であり、
私たちは自分でその位置を定めます。
そのための「ものさし」が、
様々な出来事であり経験なのです。
私たちが、「自分とは何か?」という問に
答を出していけるのは、
こういう出来事や経験があるからです。
それらによって私たちは自分の基準を定め、
自分自身を創造していきます。
ですから、
その「ものさし」を非難するなと
神は言うのです。
出来事は、単に起こるだけです。
そこに意味はありません。
意味を与えるのは私たち自身です。
ですから、出来事を批判するのではなく、
単に自分の基準を定めれば良いのです。
それが、「神との対話」が勧めている
意図的に生きるということなのです。
【編集後記】
うふっ、
また1年間生き延びられそうです。
どうしてこんなにツイてるんでしょうね。
宝くじじゃありませんよ、
妻はしょっちゅう買っていますが。
もう資産はなくなったと思ったのですが、
実はもう1つあることに気づいたのです。
それは、養老型の保険です。
20数年保険料を払い続けていたのですが、
これを解約すると数百万円になると、
担当の方に教えていただきました。
いざとなれば、保険を解約すればいい。
そう思うと、とても気楽になれます。
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幸せ実践塾・塾長
赤木篤 (あかき・あつし)
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http://4awasejsn.seesaa.net/
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