ルールは自分が創っている

こんにちは！
幸せ実践塾・塾長の赤木あつしです。

今回のテーマは、
「ルールは自分が創っている」
となります。

今回は「神との対話2」第3章の解説の
2回目になります。

「いいかね、悪というものはないのだよ！」
（p.55）

神は、
ニール氏も同じように「偉大だ」と言いますが、
彼はどうしてもそれを受け入れられません。

神とニール氏の違いは、
自分を偉大だと認識しているかどうかだけだ
と言うのですけどね。

「あなたは完璧だ。あるがままで。」
（p.56）

人が神そのものであるなら、
完璧でないはずがありません。

でもほとんどの人は、
それを受け入れられないのです。

「苗木だから完璧でないということじゃない。
幼い子供もおとなと同じように完璧だ。」
（P.56）

たとえば、実った稲が完璧で、
苗は不完全なのでしょうか？

それは単に違いであり、変化であり、
どの状態も稲として完璧なのです。

人間も、
赤ちゃんが不完全なのではありません。

同じように大人であっても、
何かできないことがあったり、
欠点があったりしても完璧です。

その意味を理解することが重要なのです。

ニール氏は、子どもは
悪気がなくても悪いことをしてしまうものだ
と言います。

つまり、子どもには
「正しい」と「悪い」の
区別がつかないのだと。

しかし神は、
それは大人であっても同じだ
と言います。

その証明として、
誰かが「悪い」と言うことが、
他の人には「正しい」ことになるという
例を示せると言うのです。

ニール氏は、
どんなルールにも例外がある
という意味ならそうだと言います。

しかし神は、
例外があるならルールではない
と言って突っぱねます。

そこでニール氏は、
どんな事情があるにせよ
人を殺したり傷つけたりすることは
良いこととは言えないと主張します。

ただし、良い目的のために、時として
悪いことをしなければならないこともある
と予防線を張ります。

それに対して神は、こう言います。

「それは、結局、「悪いこと」じゃない。
そうではないか？
それは目的のための手段にすぎない。」
（p.56）

「目的は手段を正当化する」
という言葉があります。

暴力革命を肯定した
マルキシズムにおいて使われました。

そこでニール氏は、
目的は手段を正当化するのかと
逆に神に尋ねます。

神はただ、
「あなたはどう思う？」
と答えるのです。

ニール氏は、
そんなことはあってはならない
と主張します。

そこで神は言います。

「あなたはいま、ルールをつくりあげている。
まずそれはわかるかね？
それでかまわないのだ。」
（p.58）

私たちはつい、
誰かに正邪を決めてもらおうとします。

どこかに絶対的な正邪がある
と思いたいからです。

もしそうなら、
自分の責任は回避されます。

相手の意向に応えることができます。

ルールを他人に決めてもらい、
自分はそれに従うだけでいたい
と思っているのです。

なぜなら、
他人の評価を得ることによってでしか、
自分の存在意義が感じられないから。

そうやって自分の価値を自分で毀損し、
ダメな自分に陥れているのです。

「人生とは、自分が何者であるかを決め、
それを体験するプロセスだ。
あなたは視野をひろげながら、
そこにあてはめるべき新しいルールをるくる！
自分についての考えをひろげながら、
新しい正邪や、イエスとノーでそれを囲む。
それは、
あなたが押しこんでおけない何かを
「押しこんでおく」境界なのだ。」
（p.58）

前に神は、
善も悪も愛すると言いました。

しかし、あなたがたは
自分の価値観に従うようにと。

なぜなら、自分の価値観を決めることで、
自分自身を創造するからです。

そうやって自由に自分を創造し、
その自分を体験することが
この人生の目的だったのです。

「自分とは何者かを決めるために
「正しい」ことと「悪い」ことを
つくりあげているのだということが、
理解できたかね？
そうした定義、つまり境界なしには、
あなたは何者でもなくなる。」
（p.59）

つまり、
何らかの価値観を選択することは、
自分という存在を規定することなのです。

自分とは何かというアイデンティティは、
自分が選択した価値観によって
決まるということなのですね。

「それに、
わたしと同じで、あなたの場合も、
自分とは何者かという考えが変化し、
それにつれて境界も変化していることが
わかるかね？」
（p.59）

そしてもう1つ重要なのは、
自分とは変化するものだということ。

別のところで
「変化は進化成長だ」と言っていますが、
私たちは常に変化し、
進化成長する存在なのです。

創造者とは、
自分で創造する存在です。

誰かによって
創造される存在ではありません。

そして私たちは、
神と同じ創造者なのだと神は言います。

ですから、
私たちは自分でルール（価値観）を定め、
それによって自身を創造する。

気がついていないかもしれないけど、
それが私たちなのです。

【編集後記】

昨夜、75歳の誕生日を迎えられた
「バンコクの母」ことAさんの
サプライズパーティーがありました。

光栄にも私も呼んでいただけて、
みなさんと一緒に
Aさんの誕生日をお祝いしました。

Aさんは、これまでで最高に幸せだと
喜んでくださいました。

誕生日に大勢の人が集まってくださるって、
本当に素敵なことですね。

会場に到着寸前に雨が降り出しましたが、
ほとんど濡れずに済みました。

そして、散会の時には雨もやみ、
またバイクタクシーで帰れました。

私もツイています。（喜）

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤　（あかき・あつし）

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「傷ついた心を癒して幸せになる！
～「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
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