本当に職業に貴賎がないと思いますか?(18禁)
- 2013.10.12
- 2013年
こんにちは!
体調不良で喉が痛くなった
赤木 篤(あかき・あつし)です。
来週にはまた帰省する予定なので、
それまでに治さないといけませんね。
またブログに載せますけど、
8日間の帰省を兼ねた日本国内旅行です。
タイ人の妻に、日本の素晴らしいところを
たくさん見せてあげたいと思っています。
さて、今日のブログで
自信について書きました。
http://4awasejsn.seesaa.net/article/377335716.html
その中で紹介した、
居酒屋てっぺんの大嶋啓介さんと、
クロフネカンパニーの中村文昭さんの
共著に書かれていたことが、
今日のテーマになります。
大嶋さんか中村さんか忘れましたが、
その講演を聞きに来た女性の話です。
その女性は、レイプされてその子を産み、
女手ひとつで子ども育てていたそうです。
そして講演を聞いた結果、
何をするかが問題なのではなく、
どういう姿勢で取り組むかが重要なのだと
わかったそうです。
そこで、ストリッパーとして
生きようと決意したのだそうです。
自分が裸を見せることで、
男たちの欲求を満たすことができたら、
レイプのような犯罪が減るかもしれない。
自分たちの生活のためでもあるけれど、
そういう気持ちで堂々と、
服を脱ごうと決めたのだとか。
ちょっと詳細を覚えていないので、
内容がじゃっかん違うかもしれませんが、
概ねこういうことでした。
だから、職業に貴賎などはなく、
どういう気持ちでその仕事をしているかが
大切なのだという話です。
これを聞いて、
あなたならどう思いますか?
「いやいや、やっぱりストリッパーは
堂々とする仕事じゃないでしょ。」
「他人がするのはかまわないけど、
自分はゴメンだわ。」
「男の欲求に応えたら、
それでレイプが減るわけじゃない。
かえってつけあがるだけよ。」
まあ、そんな答をする人は、
多いのではないでしょうか。
これ、実は女性だけでなく、
男性も同様に考えています。
ある意味で矛盾しているのですが、
多くの男性も好きな女性には、
風俗で働いてほしくないのです。
風俗の女性に恋する男性は、
けっこういます。
キャバクラ通いをする男性のほとんどは、
そういう経験があるでしょう。
もちろん私もありますよ。(笑)
キャバクラじゃなくて、
フィリピンパブでしたけど。
そのときの男性は、
彼女は仕方なく風俗で働いているのだと
考えたがります。
だから自分が何とかして助けてあげて、
足を洗わせてあげられないかと思うのです。
ここが風俗の女性のつけ込むところです。
いや、そういう意図はなく、
ただ客がのぼせ上がってるだけだから、
もらえるものはもらっておこうかと
考えるだけかもしれませんけどね。
彼女がたくさん稼いで、
風俗で働かなくても良いように
してあげたい。
彼女は悪くないけど、
風俗で働くことは悪いことなのですね。
そのくせ、
そういう風俗に遊びに行くのですから、
矛盾もいいところです。
けれど一方で、
「職業に貴賎はない」と言うと、
ほとんどの人が同意するでしょう。
重ねて、「じゃあ風俗は?」と聞くと、
とたんに自分の言葉があやふやになります。
貴賎がないのなら、
彼女が風俗で働いていても、
まったくかまわないはずです。
はっきりとさせましょう。
彼女が売春をしていても、
まったく気にならないはずです。
だって、職業に貴賎はなく、
相手が何を仕事にするかは、
相手の自由ですから。
「売春は犯罪でしょ!」
そう言いたいかもしれませんが、
それは理屈がおかしいです。
まず犯罪かどうかは、
法律によって決まることです。
つまり、個人的な善悪の価値観とは、
まったく別次元のことになります。
貴いか賤しいか(貴賎)は、
個人の価値判断ですからね。
それに、
売春を合法化している国や地域は、
たくさんありますよ。
また、
日本でもかつては合法地帯があったし、
現在でも、
黙認している売春は多数あります。
さらに言うなら、
売春することは犯罪ではありません。
日本の売春防止法は、
売春させる行為や、売春を助ける行為を
違法としているのです。
ですから、
売春したって罪にはなりません。
ましてや買春は何の問題にもなりません。
問題になるのは、
未成年に対する買春行為で、
これは未成年者を守る目的で
定められています。
性風俗産業に対する偏見は、
私からすれば思い込み以外の
何ものでもありません。
そこで働く人たちが、
先ほど紹介した女性のように、
高邁な理念を持っていないとしても、
だからと言って
蔑まれる理由はないはずです。
だって多くのサラリーマンは、
高邁な理念のもとに
働いているでしょうか?
レジ打ちのパートで働く女性は、
客を幸せにするためにと考えながら、
働いているでしょうか?
そんなことはないはずです。
ほとんどは、そこでもらえる給料が、
大きな理由ではありませんか。
つまりお金を得るために労働を売る。
売春行為と、何がどう違うのでしょう?
おそらくこの質問に、
的確に応えられる人はいないと思います。
私がさんざん考えてきて、
これは思い込みに過ぎなかったと
気づいたことですから。
もし的確な反論ができる方がおられたら、
ぜひそのご意見を伺いたいと思います。
私の考えが誤っていたなら、
私は潔くカブトを脱ぎます。
理屈で自分が間違っているとわかったら、
あっさりと自分の考えを変える。
それが私のスタイルですから。
なお、暴力団の資金源になるとか、
性病が蔓延するなどの回答は、
まったく回答になりませんからね。
詳細には説明しませんが、
たとえば資金源の問題なら、
暴力団が花屋をやった場合、
「花屋は資金源になる悪い仕事か?」
という問に答えてください。
性病の問題なら、
お金をもらわずにセックスする人がいて、
「それで性病が広まったなら、
それも罰せられるのか?」
という問に答えてください。
それらに答えられないなら、
その回答がおかしいのです。
私は、
職業に貴賎はないと思っています。
それがどんな仕事であれ、
それを望む人がいて、
その望みに応えることで
対価を得られるのなら、
立派な職業なのです。
仮にそれが違法であっても、
望む人がいる以上、
応えたいと思う人がいます。
相手がその仕事を喜び、
感謝して対価を支払ってくれるなら、
世に必要とされている仕事なのです。
それがいずれ、
不要になるかどうかは、
また別の問題なのです。
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