15歳で妊娠するのはいけないことですか?(18禁) 

15歳で妊娠するのはいけないことですか?(18禁) 

こんにちは!

昨夜は妻にリキュールをおごらされた
赤木 篤(あかき・あつし)です。

アパートのすぐ近くに
お気に入りの居酒屋があるため、
ときどき妻と一緒に行きます。

最近妻は、
フルーツリキュールにはまっていて、
昨夜も1本飲み干しました。

アルコール度数は8%ほどで、1本720ml。

摂取アルコール量で言うなら、
ビール大瓶2本ほどにしかなりません。

でもお代は、私がビール2本で320バーツ
(約1,000円)なのに、
妻のリキュールは1本で1,900バーツ
(約6,000円)になります。

日本からの輸入品のため、
かなりお高くなっていますね。

20年くらい前、
「女房を酔わせてどうするつもり?」と
女優の中野良子さんが、
ウイスキーのCMで言ってましたが、
そんなつもりはまったくありませんからね。

さて、今日は久々にエロネタじゃなくて、
18禁のメルマガになります。(笑)

と言っても、私からすれば
まったく問題のないレベルです。

いえ、むしろ積極的に
少年少女に読んでもらいたいくらい。

いつもそうなのですが、
今回は特にそう思いますよ。

タイトルにもあるように、
未成年の妊娠についてです。

もう30年以上前に、
人気TVドラマの「金八先生」でも
このテーマが取り上げられました。

このテーマが取り上げられること自体に、
賛否両論が巻き起こったことを
よーく覚えています。

この問題について、
みやざき中央新聞の社説にも載っていて、
それを今日、読みました。

「10代の妊娠 責めないで受けとめて!」
というタイトルです。
(2003年3月24日付)

http://goo.gl/2WazEM

なおこのURLは、
同新聞のバックナンバーを管理している
マチコミ図書室さんが、
自宅サーバーで管理しているものです。

そのため、23時から翌朝7時までは
表示されませんので、ご容赦ください。

参考までに、
みやざき中央新聞さんと
マチコミ図書室さんのサイトは、
以下のURLになります。

http://miya-chu.jp/
https://www.facebook.com/MachikomiToShoShitsu

10代の少女がセックスをして妊娠したとき、
罪悪感から誰にも相談できず、
そのうち堕ろすこともできなくなって
出産するということがあります。

そうなっても、周りから支えられて
安心して出産できれば良いのですが、
誹謗中傷されるなどして
傷つくことも多いのでしょう。

中には望まれない子どもを、
出産後に殺してしまうという
事件もあります。

こういう問題に対して、私たち大人は
真剣に考えなければならないと思います。

そう言うと多くの人は、
子どもにセックスさせることが悪い
と考えがちです。

でもよく考えていただきたいのですが、
どうして子どもがセックスしては
いけないのでしょうか?

「妊娠した時に責任が取れないからだ。」

こういう理由をあげる人も多いと思います。

私もかつて、そう考えていました。

でも、どうして本人が
責任をとらなければならないのでしょう?

それに責任とは、いったい
どうすることを指しているのでしょう?

生まれた子どもを食べさせて、
育てる経済力のことですか?

それだったら、
他の人が代わりにしてあげても
かまわないではありませんか。

「そんなことを自由にさせたら、
無責任な若者が増えるからだよ。」

躾という意味で、
制限しなければならない
という考え方もあるでしょうね。

それに対しては、
強制するという意味での躾は不要だとする
佐々木正美さんなど専門家の意見を
お聞きくださいと言いましょうか。

制限することで躾ができる
という考えが間違っています。

むしろしっかりと愛情を注ぐことこそが、
自律心のある子どもを育てるのです。

そもそも生理が始まるということは、
母体として十分に成長したことを
示しています。

男で言えば、射精できるようになれば、
立派に子どもをつくれる大人です。

それなのに大人は子どもに対して、
セックスや子育てに関して、
十分な情報を与えているでしょうか?

思春期になれば当然のように、
異性に対する関心が高まります。

その体に触れてみたいという衝動は、
ごく自然なことでしょう。

その自然なことを禁止する正当な理由が、
本当にあるのでしょうか?

「そんなに開放的になったら、
悪い大人にいいように利用されてしまう。」

そういう懸念もあるでしょうけど、
それは本質的な理由ではありません。

誰かに食い物にされるのは、
まずは心にスキがあるからです。

そういうスキを作らないためにも、
しっかりと愛情を注ぎ、十分な知識を
与えるべきではないでしょうか。

子どもにセックスを禁止したり、
十分な知識を与えないのは、
大人が怖れているからです。

そんなことをしたら、
自分たちが持っている価値観が
崩されてしまう。

そのことを怖れているのです。

その怖れの原因を
しっかりと見つめようとせず、
蓋をして見ないようにするから、
こういうタブーが生まれるのです。

タブーとは、
自分が触れてほしくないという
怖れ(不安)の表れです。

大人が自分自身と、
しっかりと向き合おうとしないから、
子どもは何も知らされずに
ただ禁止(制限)されるのです。

なぜ悪いかわからないけど、
大人が顔色を変えて
「とんでもないことだ」と言うから、
セックスすることや妊娠することは
悪いことだと思う。

そして、それをやってしまったとき、
わけもわからず自分を責めるのです。

子どもは、
なぜそれをしてはいけないか、
わかっていないのです。

悪いと自分で思っていないから、
やってしまうのです。

しかしやってしまうと、
大人から「悪い」と
責められることだけはわかります。

だから苦しむのです。

子どもたちを苦しめているのは、
セックスしたことや、
妊娠した事実ではありません。

自分と向き合わない大人のせいで、
いわれもなく誹謗中傷されることです。

それによって、
罪悪感を植え付けられるから
苦しむのです。

15歳で妊娠することが、
そんなに悪いことでしょうか?

人格を否定されなければならないほど、
犯罪をせざるを得ないほど、
ひどいことなのでしょうか?

少子化が問題視される今日は特に、
子どもが生まれることは、
国民みんなの喜びではないのですか?

ならば、みんなで
支えてあげれば良いではありませんか。

どうしてそれを、
産んだ親だけの責任にするのでしょう?

「そんな他人の子どものことなんか
私には関係ないよ。」

そう考える人もいるでしょうね。

でもそうやって、
他人と自分を区別する分離の考え方が、
戦争や対立などの多くの問題を
引き起こしています。

それに、
自分の子だからかわいいのだと、
血のつながりが絶対である考え方は、
現実離れしているとしか思えません。

生まれた子どもが、
本当に自分の血を引く子どもだと
本気で思っているのでしょうか?

おそらくそう信じているのでしょう。

事実かどうかなどおかまいなく。

考えてもみてください。

特に男親からすれば、
自分がお腹を痛めたわけでもありません。

種を仕込んだかもしれませんが、
本当にその種から生まれた子だと
絶対に言い切れますか?

血液型なんて、
せいぜい1/4の確率です。

DNA鑑定を受けましたか?

仮に受けたとしても、
100%確実ではありませんよ。

せいぜい99.9・・・というように、
限りなく100%に近づくだけのことです。

特に病院で生まれたりして、
一時的にでも子どもを預けたなら、
その間に取り替えられた可能性がないと、
完全に言い切れるでしょうか?

そういうことは、
ちょっと考えればわかりそうなものですが、
不安をもとに反応してしまう人は、
そういう可能性すら考えることを
拒否する傾向があるようです。

そうして可能性を拒否することで、
どんどん自分が追い込まれ、
より不自由になっているというのに、
そのことさえ気づかないのでしょう。

だから何かがあったとき、
他の人が悪い、環境が悪いと言って、
自分の不幸を他者のせいにするのです。

血のつながりなんか、
本当は問題じゃありません。

問題なのはそういう事実ではなく、
それが事実だと思い込んでいる
自分の信念です。

逆に考えるなら、
信念さえ変えるならば、
血のつながりなど問題ではなくなります。

つまり、
他人の子だろうと自分の子だろうと、
どうでもよくなるはずです。

要は自分が、
その子を愛すると決めるかどうか、
その意思の問題なのです。

本当に子どものことを愛するなら、
何があろうともその子を
受け入れられるはずです。

仮に妊娠しようと、
自分と血のつながりがなかろうと、
そんなことは関係ありません。

そのことを表現している
タイの泣けるCMがありましたね。

こちらのブログで紹介していますので、
ぜひ、ご覧になってみてください。

http://jiyu-ni-ikiru.seesaa.net/article/218355426.html

自分の言いつけを聞かずに
メンツを潰されたとか、
そんなことは些細なことではありませんか。

本当に子どもを愛しているなら、
今あるそのままで、
素晴らしいと受け入れることです。

そこがスタートです。

もし自分の子どもが10代で妊娠し、
それがとんでもないことだと思うなら、
そんなとんでもないことをさせてしまったと
自分こそ責めるべきです。

もし近所の子どもが妊娠を隠そうとして
生まれたばかりの子を殺したなら、
そんな犯罪を犯させてしまったと
自分こそ責めるべきです。

ある事象に対して、
反省する対象は常に自分です。

自分にも何か、
できることがあったのではないか。

自分に何か、
足りない考えがあったのではないか。

そういう可能性を受け入れることで、
自分自身が進化成長できるのです。

10代の子どもの妊娠の問題を、
他人ごとと考えている間は、
こういう問題は解消しないでしょう。

なぜなら、すべての問題は
私たちに必要だから起こっているのです。

あなたの周りに起こる出来事は、
すべてあなたにとって必然であり、
重要なことなのです。

それをすべて
自分で引き受けるところから始めないと、
問題は消えてなくなりません。

何度も何度も繰り返し、
あなたのもとを訪れるでしょう。

それだけでも、
起こる問題が必然だと
昔から言われていることが、
正しいとわかりそうなものです。

未成年の子どものセックスの問題、
妊娠の問題は、
彼らだけの問題でもないし、
その家族だけの問題でもありません。

批判して、責めて、
解決する問題ではないのです。

私たち自身が、
その問題とどう向き合うのか?

そのことが問われているのです。

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