いつしか愛から遠ざかっていました

いつしか愛から遠ざかっていました

こんにちは!
幸せ実践塾のオンライン講座を始めてみた
赤木です。

詳しくはブログをご覧くださいね。

http://4awasejsn.seesaa.net/article/347329946.html

さて今回は、ブログにも書きましたが、
ある本を読んだことによる気づきについて
さらに書きたいと思います。

ブログの方も合わせてご覧いただけると、
より理解しやすいかと思います。

http://4awasejsn.seesaa.net/article/348377129.html

本のタイトルは「巡るサービス」です。

埼玉県の田舎にあるビジネスホテルが、
稼働率90%を超えるほど流行っています。

流行っているだけでなく、
増収増益を続けているのだそうです。

その秘訣を知りたくて、
興味津々で買ってみたのです。

その秘訣は、
お客に対する徹底的なサービス。

「それなら知ってるよ。」

そう私も思っていましたが、
それでも結果が出せるところと
出せないところがあるのも事実です。

サービスなら東京青山のレストラン
「カシータ」が有名ですよね。

私も1回行きました。

ホテルだと「リッツ・カールトン」。

まだ泊まったことはありませんが、
ぜひ一度は泊まってみたいホテルです。

そして何より有名なのが、
「ディズニーランド」です。

お客様を喜ばせることなら何でもする。

それによってお客の心をつかみ、
リピーターを増やして繁盛しているのです。

けれども、
コストを無視してサービスしていたら、
お客は喜んでも会社は潰れてしまいます。

そのバランスはどうやってとるのか?

また、そんなに客の要望をきいていたら、
やることが増えた従業員が
潰れてしまうのではないでしょうか?

リッツやカシータに関する本を読んでも、
そこがよくわかりませんでした。

この本を読んで、
上記の疑問が晴れた気がします。

まず、私の中に怖れがあったことに
気付かされました。

1つは、お客様みんなに同じサービスを
しなければならないと思っていたのです。

だから、全員に対してできないことは、
やってはいけないのだと思っていました。

もしそうしなかったら、
「どうして、ひいきするんですか?」
と責められるのが怖かったのです。

もう1つは、関わりを持とうとすることは、
相手にとって迷惑かもしれないという
気持ちを持っていました。

関わりを持とうとすれば、
相手の時間を奪ってしまうし、
嫌な気持ちを抱かせてしまうこともある。

つまりそれは、
自分の思いを優先しているだけで、
相手のことを思いやっていないのだと
思っていました。

相手から関わってくるならいいけれど、
自分から関わることは避けてきた。

そこにはおそらく、
相手から嫌われることへの怖れ、
不評を買うのではという不安が
あったと思うのです。

もちろん、
親切の押し売りをしてよい
と言うわけではありません。

そうではなく、
純粋に相手への関心を寄せることが
大切なのだなあと思ったのです。

相手は何をしたがっているのか?

何に困っているのか?

どうしてほしいと思っているのか?

そういう関心を寄せること、
それはすなわち「愛」だったのです。

日頃から愛することを言っているのに、
私自身の目が曇ってました。

正直に白状します。

私は何もわかってなかったんだなあと、
この本を読んで気付かされましたよ。

相手に関心を寄せるなら、
相手を知ろうとするでしょう。

その上で、相手を喜ばせるために
役立つと思うことをするのです。

しかし、自分がやったことで相手が、
必ずしも喜ばないかもしれない。

そのことを受け入れるけれど、
その失敗からも相手を知ろうとする。

そして、なんとかして相手を
喜ばせたいと思う。

ちょっとだけでも良かったなという
気持ちにしてあげたいと思う。

自分が喜ばせるのではなく、
相手に喜んでもらいたいという気持ちです。

たしかに、全員に対して
同じことはできないでしょう。

また、いつも同じことが、
できるわけでもありません。

でも、それでいいじゃありませんか。

今やれることを、今せいいっぱいにやる。

全部を満足させられないことを怖れて
一歩を踏み出さないなら、
けっきょく何もできずに終わるのです。

それでは、せっかくの
愛する機会(チャンス)を
失ってしまうことになります。

社員が潰れる可能性は、
その社員次第なのでしょうね。

お客様に尽くすことを喜びと感じるなら、
忙しくても楽しいものです。

ときに理不尽なことを客から言われても、
それを自分の成長と結び付けられるなら、
不満よりも喜びが得られるでしょう。

自分からやりたくてやっているなら、
どんな苦労に思えることも
苦労ではないのです。

そして、そういう苦労があるからこそ、
感動が生まれるのです。

コストのことも、けっきょくは
同一サービスを提供しなければという
取り越し苦労なのですね。

もちろん、最初から赤字になるような
値段設定をしていてはダメですけど。

きちんと利益が出るような状態なら、
あとはお客様が望まれることを、
できる範囲でやっていくだけ。

それに、利益のことは考えなくても
十分な価値を創造しているのですから、
それに見合った収入が生まれます。

これはある意味で信仰みたいですが、
そういうものではないかと思います。

神田昌典さんの全脳思考も、
そこが出発点ですから。

さて、私はこれを読んで、
深く自分を反省しました。

前にも書きましたが、
私の会社は今、
けして上手くは行っていません。

顧客が1社だったために売上が激減し、
社員へのボーナスが払えなくなり、
社員が辞めていくような状態です。

最近はやっと仕事が増えてきたのに、
今度は社員が辞めたために、
新たな仕事が受けられない。

中途採用もままならず、
社員を増やすこともできません。

「このままじゃまずいな。」

正直、そう思っています。

そんな状態で私は、
この本と出会ったのです。

そして、自分を反省しました。

私は、自分の会社の社員たちを
どれだけ愛していたのだろうと。

社員の家族のことも知らないし、
生い立ちも知りません。

それで社員に対して
関心を寄せていると言えるでしょうか?

「お客様に寄り添ってあげて。」

そう社員に対して言いながら、私自身が
社員に寄り添っていなかったのです。

社員が私に共感してくれなくても、
まあ当然ですね。

もちろん、私なりの理由はありました。

全員に対して同じことをしてあげないと、
えこひいきされたと感じるから。

言葉も通じないのに関わられても、
面倒だと感じるのではないかと思ったから。

しかしそれは、すべて私の怖れ、
つまり不安から生じた理由ですね。

不安は愛の対極にあるもの。

つまり、私は社員を愛していなかった。

自分の非を認めることは苦しいことですが、
自分の真実を語るべきだと思います。

そうでなければ、
私が私として生きることができないと
思うからです。

でも、罪悪感は持ちません。

罪悪感は、百害あって一利なしですから。

反省をして、自分を改めます。

こういう体験をしたからこそ、
本当の自分に気付けたのです。

そして、ひとつ成長した自分を、
褒めてやりたいと思うのです。

重要な気づきを与えてくれた
この本に感謝です。

そして、私を見限って辞めていった
社員たちにも感謝です。

彼らが協力して創ってくれた状況が、
私を進化へと導いてくれたのですから。

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