大事件を引き起こした贈り物

こんにちは、食あたりから
かろうじて復活した赤木です。

詳しくはブログをどうぞ。

http://4awasejsn.seesaa.net/article/309607748.html

今日はクリスマス・イブですね。

キリスト教のお祭りなのに、
世界中で祝うのもおかしなものです。

まあ、楽しければ
何でも良いということですね。

ところで、大切な人へのプレゼント、
用意しましたか？

私はもちろん、用意していますよ。

DHCのパウダーです。

http://goo.gl/jK12X
注：アフィリじゃありませんから。

これ、妻が気に入っているのです。

これを、1ヶ月以上も前から、
妻に見えるところに置いてあるのです。

「なぜそんなことするの？」

ふつう、プレゼントは直前まで
見つからないようにするものですよね？

それなのにわざわざ
見えるようにしておく理由があります。

それは、実は過去に
とんでもない事件があったからです。

2年くらい前の10月だったでしょうか。

彼女との楽しい日本での旅行も、
あと1泊だけになっていました。

福岡便でタイに戻るので、その前の晩、
福岡のホテルに泊まっていました。

妻は、荷造りに大忙しです。

あまり大きくないスーツケースに、
溢れんばかりの荷物。

まあ、あれだけ買い物すれば、
そうなるのは当然でしょう。

「手伝ってくださーい。」

そう言って甘える妻を、
私は至福の思いで眺めていたのです。

妻は、私の方に余裕があるだろうと考え、
私のスーツケースを開いて
スペースを作り始めました。

そのときです。妻が言いました。

「これ、なあに？
この化粧品を誰にあげるのかなあ？」

それは、
妻へのクリスマス・プレゼント用に買った
DHCのパウダー。

半透明の袋に入れてあり、パッと見た目には
何だかわからないはずと思ったのですが、
目ざとい妻に見つかってしまいました。

「さあ、誰でしょうね？」

妻が冗談ぽく言ったので、
私も冗談ぽくごまかそうとしたのです。

だって、
今からプレゼントの内容がバレたら、
興ざめするじゃありませんか。

ところが、そのわずか3秒後に
妻の態度が豹変しました。

「そんなにあげたいなら、
誰でも好きな人にあげたらいいわよ。」

言葉にトゲがあります。

「あなたが手伝ってくれないなら、
自分で何とかするからいいわよ。」

そう言うやいなや、
妻は自分のスーツケースに入れた荷物を、
上から憎いものでも扱うかのように
踏みつけたのです。

そこには、お土産に買ったお菓子など、
壊れ物だって入っていたはずなのに。

やっちゃったー！

そう思いましたが、ときすでに遅しです。

妻は、瞬間沸騰湯沸かし器です。

怒り心頭に発し、怒髪天を突くとは、
まさにこの状態だと思いました。

さっきまでのラブラブの雰囲気が、
一転して嫌悪感が漂うに関係に。

慣れているとは言え、
辛いものがありますね。　(^_^;)

私は、すべてを話すことに決めました。

「これは、あなたへの
クリスマス・プレゼントだよ。」

「でもそう言ってしまったら、
楽しくないでしょう？」

「だから黙っていたんだよ。」

しかし、一度振り上げた拳は、
そう簡単には下ろせないものです。

結局、翌朝まで、
妻は不機嫌なままでした。

タイについてから、
私はそのプレゼントを、
妻の目に届くところへ置きました。

他の女性にあげるのではないことを、
暗に示したのです。

今年も10月に帰国した際、
DHCのパウダーを買いました。

妻へのプレゼント用です。

特に妻には言いませんでしたが、
パッキングするときもあえて隠さず、
タイに戻ってからも、
やはり目立つところへ置いておきました。

今日、部屋に戻ってから包装し、
明日、贈るつもりです。

「メリー・クリスマス！」

「いつもいつも、そしてたくさんたくさん、
ありがとう。」

でも、妻は私にプレゼントをくれません。

タイ人は正月にあげるのだから、
ちょっと待ってと言われるのです。

いいんですよ、
プレゼントなんてくれなくても。

妻が、彼女らしくしていてくれるだけで、
私は十分なのです。