浮気を許さない心が戦争を起こす
- 2012.11.16
- 2012年
こんにちは、赤木です。
今回はあえて、
ちょっとショッキングなテーマに
してみました。
「何言ってんの!?
浮気する方が悪いんじゃないの!」
そういうお叱りの声が
聞こえてきそうです。 (^^ゞ
おそらく、女性の99%は
そう思われているでしょう。
男性の50%も同様だし、
男性の90%は表向きにはそう言うでしょう。
けれども、真実はそうではありません。
だから今まで多くの人が
戦争に反対しながら、
戦争をなくすことができずにいるのです。
その関連について、お話しましょう。
まず前提を説明します。
ここに、2人が特別な関係だと
誓い合った男女がいました。
それが結婚した夫婦であっても、
単に恋人同士でも同じです。
さて、そこで問題が起こります。
浮気です。
だいたい男性が浮気します。 (^^ゞ
女性の場合もありますが、
7割は男性の浮気だと思います。
浮気の内容もはっきりさせましょう。
他の誰かと性的な関係を持つことです。
パートナーとは別の魅力的な女性と、
セックスしたのです。
それを知ったパートナーは激怒します。
「私というものがありながら、
どうして他の女とセックスするのよ!?」
「それは私に対する裏切りじゃないの!
どうしてくれるのよ!?」
怒り狂った女性は、
浮気の相手を傷つけようとします。
また、浮気したパートナーも
傷つけようとします。
そして、
自分自身も傷つけてしまうのです。
さて、どうしてこういうことに
なったのでしょうか?
ちょっと会話風に話を展開しますね。
「そんなの当たり前じゃないの。
相手が浮気したからよ。」
そうではなく、
浮気したらどうして相手を傷つけなければ
ならないのでしょう?
「裏切ったからじゃないの。
信頼を裏切ったから。
契約を守らなかったからよ。」
では、そもそも、
どうしてそんな契約を結ばなくては
ならないのでしょうか?
「他の女とセックスするパートナーなんて、
気持ち悪いじゃないの。
そんな男とセックスできないでしょう。」
そうでしょうか?
他の誰かとセックスすると、
何か汚れてしまうのですか?
「嘘つきじゃないの。私を騙したのよ。
そんなのが愛と言える?」
では正直に、浮気してますと言えば、
あなたは許せますか?
「許せるわけないでしょう!?
2人を同時に愛せるわけないんだから、
浮気したということは、愛してないのよ。」
そうでしょうか?
2人の子どもがいる場合、
どちらか一方しか愛せませんか?
お父さんとお母さんの、
どちらか一方しか愛せませんか?
それぞれに対する愛し方は
違うかもしれませんが、
甲乙つけがたいはずですよね?
「私だけを愛すると誓ったのに、
それを破ったことが許せないのよ。」
ではあなたは、パートナーを愛してますか?
「もちろん愛してるわよ。
愛してるから、こんなに悔しい思いを
しているんじゃないの。」
そうでしょうか?
それは本当に愛でしょうか?
愛している相手が、
その人らしく自由に生きることに
賛成できますか?
「もちろんできるわ。」
では、
パートナーが自由意志で浮気したことに、
どうして賛成できないのです?
「それとこれとは別でしょう。
ともかく、私は傷つけられたのよ。
だから相手を傷つけて、何が悪いの!?」
それは愛ですか?
愛は寛容ではないのですか?
愛は、相手のすべてを受け入れるのでは
ないのですか?
愛していないのは、あなたです。
相手がどうかに関係なく、
あなたが愛さないだけなのですよ。
あなたを傷つけたのは、
パートナーでしょうか?
私はそうは思いません。
あなたは、あなた自身の考えによって
勝手に傷ついたのです。
あなたは、
相手があなたの価値観にしたがった
考え方をしなければ気が済まない。
暴力を奮ってでも、
相手を変えなければ気が済まない。
あなたのパートナーを、周りの人を、
そしてあなた自身を不幸にしているのは、
あなたですよ。
それに気が付かないから、
あなたはいつまでたっても
相手を変えようとする。
自分に従わせようとする。
けれども相手は、
あなたと同じ自由な人間です。
あなたとは異なる考え方をする人間です。
あなたが力ずくで相手の考え方や
行動を規制しようとする限り、
相手も力ずくでそれに抵抗するでしょう。
世界中から戦争がなくならない理由が
わかりますか?
力ずくで相手を変えようとする試みを
やめないからです。
あなたのように考える人が多いから、
世界から戦争がなくならないのですよ。
あなたが幸せになるのに、
相手が何かをする必要性はありません。
あなたにとって、
必要なものは何もないのです。
それがあると思っているから、
その幻想から抜け出せないから、
不安で仕方ないのでしょう。
不安があるから、
相手の考えや行動を規制しようと
しているのです。
でも、
そのやり方で上手くいかないことは、
これまでの歴史が示しています。
あなたも体験上、
それを知っているはずです。
自分の心の声に、耳を傾けませんか?
あなたは、愛を表現したいのでしょう?
愛は、相手に何も要求しません。
要求する必要性がないからです。
要求しないのですから、
愛し合うことを誓う必要もありません。
裏切ってはならないなどという誓いは、
愛とは真逆のことなのです。
相手が愛してくれるかどうか、
何をするかに関係なく、
自分が愛を表現するだけです。
「でも、そんなに強くなれませんよ。」
大丈夫。あなたは十分に強い存在です。
あなたが弱いと感じるのは、
幻想を真実だと思い込んでいるからです。
その幻想が不安を創り出しているから、
自分の力が信じられないのです。
必要性があるという幻想を捨てれば、
あなたは今のままで強くなれます。
そうすればあなたは、
高らかに宣言するでしょう。
「私は、愛だ!」
まず心の中に愛の王国を打ち立てるのです。
そうすれば、この世の平和は、
願わなくてもやってくるでしょうから。
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