性行為は恥ずかしいことですか？（18禁）

こんにちは、赤木です。

前号から
成人向けの話題をお届けしています。

ブログにも書きましたが、
私自身が性的なことで悩んできたので、
そのことを抜きには語れないからです。

それに、
性的なことはとても重要なのに、
なぜかタブー視されています。

そのために、
誰にも相談できずに悩むというような、
苦しむ人もいるのでしょう。

前回は、性的な快楽を求める欲求は、
男性にも女性にもある
という話をしました。

ただ男性の方が、
それが強いことが一般的なのだろうと。

今回は、
性行為を恥ずかしく感じる感情について
考えてみたいと思います。

多くの人は、
裸を見せることはもちろん、
性行為を見られることや、
それについて話すことを、
恥ずかしく感じます。

でもそれは、自然な感情なのでしょうか？

性を恥じる感情は、
人類の始祖とも言われるアダムとイブが
初めて抱いたと言われます。

善悪知るの木の実を食べて、
裸であることが恥ずかしくなった2人は、
性器をイチジクの葉で隠しました。

これが元で神は激怒し、
2人をエデンの園から追放します。

有名な失楽園の物語です。

だから人は、裸を恥ずかしがり、
性を恥ずかしいと思うようになった。

本当にそうでしょうか？

たとえば未開の部族の中には、
裸同然で暮らす人達がいます。

彼らは、裸を恥ずかしいとは思いません。

家族が、
1部屋しかないテントのような住居で、
共に寝る人々はもっと多いです。

そういう人たちも、
間違いなく性行為を行なっています。

恥ずかしいという感情は、
後から生まれたものだと思います。

最初に隠すようになり、
そののちに、恥ずかしくなったのです。

日記を見られると恥ずかしいのも、
そこには隠しているものがあるからです。

隠すから恥ずかしいと感じ、
恥ずかしいから、
さらに隠すようになるのです。

アフリカを出発した人類の祖先は、
寒いヨーロッパやアジアへ広がりました。

おそらくその過程で、
服を身にまとうようになったのでしょう。

つまり、日常的には裸を見せなくなった。

裸を隠すようになったのです。

性行為も同様だと思います。

最初に隠すようになったのです。

隠すようになったから、
恥ずかしくなったのでしょう。

ではどうして、
隠しているものを見られると
恥ずかしいのでしょうか？

それは、自分のありのままを
受け入れていないからです。

自信がないからとも言えます。

女性は、素顔で他人に会うのが
恥ずかしいと言います。

これも、素顔の自分を
受け入れていないからです。

素顔の自分に自信がないからです。

日本では以前、
男女が公の場で手をつなぐのは
恥ずかしいことでした。

抱き合うとか、キスをするなんて、
もっての他のことです。

しかし西欧では、
当たり前のように抱き合い、キスをします。

日本人が恥ずかしいと思うことを、
平気でやっています。

それは、
誰もが隠さないからです。

隠さないことに慣れているから、
それをありのまま受け入れているから、
平気でできるのだと思います。

ありのままの自分を受け入れる。

もし、
みんながそれができるようになれば、
裸も性行為も、
恥ずかしいこととは思わなくなる。

そう思います。

ただ、だからと言って、
性行為を見せ合うべきだと
言っているのではありません。

それはまた別の話になりますので、
今回のテーマについては、
ここで話を終えます。